ジブラルタ生命 米国ドル建終身保険/ 外貨建て終身保険の返戻率・予定利率・保険金・保障を評価 レビュー

ジブラルタ生命 米国ドル建終身保険
オススメ度:
1
保険会社:
ジブラルタ生命(日本生命)
名称:
米国ドル建終身保険
通貨:
米ドル
支払方法:
月払い
予定利率:
米3.0%
特徴:
米国ドルで準備する、家族のため、自分のための一生涯保障

ジブラルタ生命 米国ドル建終身保険は保険金でも解約返戻金が目的でも?

ジブラルタ生命 米国ドル建終身保険は同社の月払いの外貨建て終身保険の1つで、他に一時払いの米国ドル建ての終身保険も存在する。日本生命も引受保険会社がジブラルタで同保険を募集・販売している。以下、米国ドル建終身保険の概要を記載し他社と比較する。

ジブラルタ生命 米国ドル建終身保険の仕組み・予定利率・返戻率・解約返戻金(解約払戻金)・死亡保険金など

この保険は保険料を毎月支払い、それが米ドルになり運用されていく保険だ。もちろん終身保険である以上は死亡すれば死亡保険金が受け取れるが、死亡保険金は契約時に定めた米ドル建ての金額となるため、為替変動リスクがある。平たくいえば、保険料を支払っている30年間はドル円レートが100円~110円で概ね推移していたが、死亡時には突発的なショックで80円まで円高が進行していれば、為替差損で20円分(約20%分)だけ死亡保険金が目減りしてしまうことになる。

ただ、為替リスクは逆にプラスに働くこともあり、米ドルは円より高金利のため円では考えられない利率で運用されるメリットがある。

次に下図では、各社の外貨建て終身保険(予定利率変動型)を選択できる通貨・契約できる年齢・予定利率の更改時期・支払い方法・死亡保険金の増減・死亡保険金の返戻率・解約返戻金が支払った保険料を上回るタイミング等で比較した。いずれも為替レートの変動は度外視して計算している点に注意してほしい。また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し顧客満足度面も考慮した。さらに予定利率と最低保証の予定利率を比較し、他の金融商品である定期預金・国債・社債等より得かを確認した。

名称 第一F
ギフト
メットライフ
外貨一時払
三井住友
プライマリー
ソニー
米ドル
ジブラルタ
米ドル
三井生命
クルーズ
三井生命
プラス
三井生命
セレクト
メットライフ
米ドル終身
通貨 日米豪 米欧豪
契約年齢 40~87歳 40~80歳 0~87歳 0~79歳 0~75歳 0~70歳 0~65歳 0~70歳
支払方法 一時払 一時払 一時払 月払い 月払い 月払い 月払い 月払い 月払い
予定利率
更改
10年 15年 10年 一定? 一定? 15年 15年 15年 毎月
死亡保険金
増減
一定
2段階
一定
利率次第
漸増
利率次第
一定 一定 一定 一定 一定 一定
利率次第
死亡返戻率 ~186% 152.4%~ 134.3%
10年後
189.1% ~176% 169.8% 138.5% 169.8% 180.7%
解約返戻率
100%超
10年以降 ~15年 3~5年 15年 25年 15年 25年 20~25年
苦情率 0.07% 0.78% 2.31% 0.57% 1.35% 0.92% 0.92% 0.92% 0.78%
予定利率 豪2.96% 日1.00%
米2.76%
豪3.67%
米1.50%
欧0.10%
豪2.40%
米3.0% 豪3.6% 豪3.6% 豪3.6% 米3.0%
最低保証 豪2.50% 日1.00%
米2.00%
豪2.25%
0.01% - 豪2.5% 豪2.5% 豪2.5% 米3.0%
外貨建て終身保険の比較表(第一フロンティア生命ギフト・メットライフ生命・Be with・三井住友プライマリー・ソニー生命・ジブラルタ生命・ドリームクルーズ・プラス・デュアルセレクト・メットライフ生命

上図で真ん中のジブラルタ生命 米ドル建終身保険だが、選択できる通貨は米ドルのみで豪ドルは選択できない。契約年齢の幅などは他社と同等で死亡保険金も他社の月払いの外貨建て終身保険と同様に一定で、予定利率は解約返戻金にのみ影響する。死亡保険金は死亡返戻率で算出すると176%だが、これはメットライフには及ばないものの悪い数字ではない。予定利率だとメットライフと同じ3.0%で優秀ともいえるが、豪ドル建ての保険の利率には届かない。また、メットライフと異なり最低保証の予定利率が記載されておらず、その点は要確認となろう。

結論としては、米ドルなら検討の余地はあるが、死亡保険金でも解約返戻金が目的だとしてもメットライフの方が有利なため、この保険に出番が回ってくることはない。また、利率重視なら豪ドルの方が有利で特に米ドルに固執しないなら、お得さを重視して豪ドルを選択するのもいいだろう。