オリックス生命 ブリッジ(Bridge)/ 定期保険の返戻率・保険料・保険期間・保障を評価 レビュー

オリックス生命 ブリッジ(Bridge)
オススメ度:
4
保険会社:
オリックス生命
名称:
ブリッジ(Bridge)
契約年齢:
20~70歳
保険期間:
10~30年
返戻率:
6,361% ※30歳契約
特徴:
事故でも病気でも災害でも同額の保障

オリックス生命 ブリッジ(Bridge)は細かく自分の都合に合わせられる!

ブリッジ(Bridge)はオリックス生命のネット申込み専用の定期保険で、オリックス生命には他に対面・書類でも申込みができるファインセーブという定期保険も存在するが、ブリッジの方が保険料は圧倒的に安くお得だ。以下、ブリッジの概要を記載し他社と比較する。

オリックス生命 ブリッジ(Bridge)の仕組み・保険料・返戻率・保険料・死亡保険金など

この保険はスタンダードな定期保険で、一定期間の保険期間に死亡すれば死亡保険金が受け取れるシンプルな保険なのは他社と変わらない。ただ、他社とは細かく異なる点がある。まず保険金額は基本的には1,500万円が上限だが、告知次第では上限額を引き上げられる。条件も人間ドックではなく健康診断で十分なため、会社員は会社の年1回の健康診断を受診していれば問題ないはずだ。

また、保険期間は年満了と歳満了が選択できるのは他社と同じだが、その幅は細かくなっており、契約者の判断に委ねられているため自由度は高い。まず年満了では10~30年まで5年単位で調整でき、歳満了では60~80歳まで5歳単位で調整ができる。幅が細かくとも年満了は更新時に保険料が上昇するデメリットがあり、歳満了では保険料が高くなるデメリットがあるのは他社の定期保険と同様ではある。ただ、そこかしこに細かい配慮が見受けられるのは、検討している側にはメリットといえよう。

次に下図では各社の定期保険を、加入できる年齢・保険期間・更新の有無・5年ごと利差配当(配当金)の有無に加え、付加できる特約・割引制度などで比較した。参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、自分が苦情を言う可能性があるかも考慮した。

さらに保険金額を1,000万円で契約した場合の保険料と、支払った保険料が何%で戻るかを示す「返戻率」で比較した。定期保険の解約返戻金は期待できないため、今回は死亡保険金と保険料から返戻率を算出した。契約者は男性で30・40・50歳に分けて比較した。

名称 かんぽ
新定期
メットライフ
スーパー
アクサ
カチッと2
メディケア
メディフィット
ライフネット
かぞく
楽天生命
ラブ
オリックス
ブリッジ
チューリッヒ
定期保険
コープ
あいぷらす
加入年齢 15~50歳 20~65歳 20~70歳 20~70歳 20~65歳 20~70歳 20~65歳 20~69歳 18~70歳
保険期間 10年 10/20年
60・65歳
10年
55~70歳
10年
60~80歳
10~30年
65・80歳
10年
55~70歳
10~30年
60~80歳
10年
55~70歳
10年
更新 -
5年ごと
利差配当
- - - - - - - - -
特約
割引
入院 健康割引 健康
チャレンジ
- - - - 健康割引 がん
入院
苦情率 0.64% 0.77% 0.22% 0.30% 0.46% 0.06% 0.42% 0.42% 0.56%
保険料
返戻率
30歳
\3,000
2,777%
\1,140
7,309%
\1,240
6,720%
\1,214
6,864%
\1,230
6,775%
\1,280
6,510%
\1,310
6,361%
\1,050
7,936%
\1,200
6,944%
保険料
返戻率
40歳
\4,200
1,984%
\1,800
4,629%
\2,380
3,501%
\2,351
3,544%
\2,374
3,510%
\2,400
3,472%
\2,414
3,452%
\1,720
4,844%
\2,700
3,086%
保険料
返戻率
50歳
\7,200
1,157%
\3,860
2,158%
\5,290
1,575%
\5,361
1,554%
\5,393
1,545%
\5,290
1,575%
\5,297
1,573%
\3,940
2,115%
\5,500
1,515%
定期保険の保障・保険料の比較表(かんぽ生命 新普通定期保険・メットライフ スーパー・アクサ カチッと・ライフネットかぞく・楽天生命ラブ・オリックス ブリッジ・チューリッヒ 定期保険・コープ あいぷらす)

上図で右から3番目のオリックス生命 ブリッジだが、加入できる年齢こそ他社と大差ないが、保険期間については前述の通り細かく設定できる。自分の都合に合わせて(何歳で退職するか?夫婦共働きならどちらも定年まで働くのか?子供は何歳か?)などを考慮して設定するといいだろう。保険期間が細かく設定できる一方で、特約・割引面では特筆すべき要素は見受けられない。リビングニーズ特約などの一般的な保険会社で共通ともいえる特約が付加されているのみだ。また、苦情率は他社と比較して平均で保険会社の対応に過度な不安感は無い。

保険料は上図の中では最安値とはいかないが、オリックス生命を選んだ人の3割が保険料で選んだだけあって安いのは間違いない。上図では割愛した定期保険には保険料が2,000~3,000円台のものも多く、保険料面で優秀だ。返戻率でも終身保険とは比べ物にもならないほど高く、保険料が2,000円台のものよりも2倍近い差がある。

結論としては、保険料を極限まで削りたいなら他社の保険になるが、細かく自分の都合・ライフプランに合わせて調整できるため、その意味での利用価値はありそうだ。また、苦情率も低めのため数百円を削ってでも保険会社の対応には一定の質を求める人(ネット系生保のため大きな期待は持てないと考えている人)にも選択肢になりうるだろう。