損ジャ日本興亜ひまわり 限定告知型医療保険/ 引受基準緩和型・限定告知型医療保険の保険料・保障・告知内容・特約を評価 レビュー

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 限定告知型医療保険
オススメ度:
1
保険会社:
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
名称:
限定告知型医療保険
加入年齢:
40~75歳
保障:
入院・手術・手術見舞い
告知内容:
5項目
特徴:
健康上の理由で医療保険にお申込み頂けなかった方のための医療保険

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 限定告知型医療保険はイマイチな保険!?

※この保険は新規募集を停止しています。リニューアルした新・健康のお守り ハートという引受基準緩和型の医療保険を販売しています。
限定告知型医療保険は損保ジャパン日本興亜ひまわり生命が募集・販売する限定告知型/引受基準緩和型医療保険で、持病・既往症を抱える人向けに告知項目を限定・減少させた保険だ。以下、概要を記載し他社の同型の保険と比較する。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 限定告知型医療保険の仕組み・保障・保険料・告知内容・特約など

まず、この保険は終身タイプと定期タイプに分かれる。一般的なルール通り、一生涯の保障を求めているなら終身タイプ、一定期間(65歳の定年まで)の保障を求めるなら定期タイプが妥当だ。保障は他の同型の保険と同様に、入院すると受け取れる入院給付金、手術すると受け取れる手術給付金の他に、僅かな額だが死亡時の死亡給付金が存在している。入院給付金は他社と異なり日帰り入院が対象ではない点に注意が必要だ。

告知項目は3ヶ月内の入院手術の勧めがあったか? 2年以内に入院・手術を受けたか?5年以内にがん・肝硬変の診断を受けたか?要介護認定を受けたことがあるか?となっている。告知項目としては平均的な内容で厳しくもないが、強いて挙げれば要介護認定を受けたか否かがある分だけ極僅かだが厳しいと言えなくもない。

次に下図では引受基準緩和型医療保険(限定告知型医療保険)を加入年齢入院日額と給付日数・通院日額と給付日数・手術給付金・先進医療給付金の有無等で比較した。告知項目は「現在~1年以内」「2年以内」「5年以内」に分け、項目の有無と内容から告知項目の緩さも比較した。また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し顧客満足度の指標とした。

保険料は男性で40歳・50歳・60歳に分け、入院給付金5,000円プランを終身払いで選択した場合の金額で比較した。その際に選択可能であれば、先進医療給付金・通院特約は付加した。

名称 メディケア
メディRe
メットライフ
フレキシィ
アフラック
もっとEVER
アクサ生命
OKメディ
チューリッヒ
思いやり
損ジャ
日本興亜
朝日生命
ワイド
アメホ
みんなホスピ
加入年齢 20~85歳 30~85歳 30~80歳 20~70歳 40~80歳 40~75歳 20~80歳 30~80歳
入院日額
日数
\5,000~
60日
\5,000~
60日
\5,000~
60日
\5,000~
60日
\5,000~
60日
\5,000~
60日
\3,000~
60日
\3,000~
60日
通院日額
日数
- \3,000~
30日
\3,000~
30日
- - - - \2,500~
45日
手術
給付金
5~20万
(外来2.5万)
5万
(外来1.2万)
2.5~5万
(外来2.5万)
5~20万
(外来5万)
5万
(外来5万)
5~20万
(外来2.5万)
5万
(外来5万)
5万
(外来5万)
その他 放射線
骨髄移植
がん無制限
放射線
骨髄移植
三大疾病
放射線 災害入院 - 手術見舞い
死亡
放射線
入院一時金
葬式
告知
(~1年内)
入院手術の
勧め
入院手術の
勧め
入院手術の
勧め
入院手術の
勧め※
入院手術の
勧め
入院手術の
勧め
入院手術の
勧め
入院手術の
勧め※
告知
(~2年内)
入院/手術 - 入院
12種
入院/手術 入院/手術 入院/手術 入院/手術
放射線
-
告知
(~5年内)
がん/肝硬変
慢性肝炎
がん/肝硬変 がんなど
13種
がん がん/肝硬変 がん/肝硬変 - がん/肝硬変
苦情率 0.19% 0.45% 0.42% 0.31% 0.29% 0.36% 0.11% -%
40歳保険料 \2,745 \4,668
(\3,831)
\4,606
(\3,600)
\3,509 \4,310 \7,555 \3,720
(\5,360)
\4,848
(\4,510)
50歳保険料 \4,256 \5,632
(\4,516)
\5,394
(\4,470)
\4,514 \5,480 \9,220 \4,500
(\6,570)
\6,260
(\5,810)
60歳保険料 \6,898 \7,416
(\5,901)
\7,097
(\5,915)
\5,929 \7,555 \11,015 \5,635
(\8,220)
\8,483
(\7,855)
引受基準緩和型・限定告知型医療保険の保障・保険料の比較表(メディケア生命 メディフィットRe・メットライフ フレキシィ・アフラック もっとever・アクサ生命OKメディカル・チューリッヒ 思いやり・オリックスCUREサポート・朝日生命ワイド・アメホ みんなのホスピタル・損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 限定告知型医療保険)

上図で右から3番目の損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 限定告知型医療保険だが、加入できる年齢の下限が40歳と他社より高く、入院給付金は1泊からという点に注意したい。また、手術給付金は入院を前提とした所定の手術だと入院給付金が受け取れ、それ以外と日帰り手術は手術見舞金となる。手術見舞金は手術給付金の半額となり、同時に両者を受け取ることはできない。告知内容は他社と比較して平均的だが、前述したように要介護がある分だけ極僅かに厳しめだ。

保険料は入院日額5,000円の金額で比較したが、他社と比較して明らかに高額だ。死亡給付金が50万円あるとはいえ、それだけでは甘受できない差額といえるだろう。

結論としては、保障が特に手厚いわけでも告知が緩いわけでもないのに、他社より保険料が高いためイマイチな保険だ。他社の保険料・保障・告知内容が優れた保険か、総合的にバランスのとれた保険を検討した方がいいだろう。