チューリッヒ生命 終身医療保険プレミアム/ 終身医療保険の保険料・保障内容・特約を評価 レビュー

チューリッヒ生命 終身医療保険プレミアム
オススメ度:
3
保険会社:
チューリッヒ生命
名称:
終身医療保険プレミアム
保障内容:
入院(日帰りから)・手術・通院・ストレス
先進医療:
2,000万円まで
オリコン:
1位 / 10社中
特徴:
一生涯変わらない保障が続く終身タイプの医療保険です

チューリッヒ生命 終身医療保険プレミアムのストレス疾病の保障は必要か?

終身医療保険プレミアムはチューリッヒ生命が販売する医療保険で、同社にはプレミアムが付かない医療保険があるが、そちらは保険期間10年で更新型(年齢に応じて保険料が上昇)のため、プレミアムの方が基本的にはベターだ。以下、概要を記載し他社の保険と比較する。

チューリッヒ生命 終身医療保険プレミアの仕組みと主な保障内容・保険料

主契約の保障内容には入院・手術の給付金が他社同様に含まれ、他社でも一部しか対応していない放射線治療の給付金も含まれる。給付日数は60日(もしくは120日)で、手術給付金が入院でも外来でも受け取れる。これらは他社と比較して特に目立って優位というわけではない。

このチューリッヒの終身医療保険で注目すべきは、他社には無い「ストレス性疾病延長入院給付金」といえる。これはチューリッヒが定めるストレス性疾病で入院した場合に、入院給付金の給付日数が60日から365日に延長される保障だ。所定のストレス性疾病には統合失調症・気分障害・摂食障害・胃潰瘍・過敏性腸症候群・更年期障害等々が含まれる。うつ病・躁うつ病(双極性障害)は公式HPには記載されていないが、気分障害に含まれるため保障の対象となる。ストレスを抱えて働く世代には非常に魅力的で、確かに厚労省のデータでも精神疾患での入院日数は他の病気よりも長期化する傾向はある。ただし、精神疾患には認知症などの高齢になってからの病気もカウントされており、うつ病に関しては大半の人が入院ではなく通院で抗うつ剤で治療する。通院ではなく入院の日数無制限という点で有用性に疑問符は付く。

次に、下図では終身医療保険を加入できる年齢入院日額と限度日数・通院日額と限度日数・入院と外来時の手術給付金通算給付日数先進医療給付金で比較した。顧客満足度では、保険の究極的な目的は保険金のためオリコンの保険金・給付金ランキングで比較した(価格.comや各保険サイトのランキングは契約数だけが基準のため参考外)また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、契約した場合に自分が苦情を言う可能性も考慮した。

保険料では、男性で入院日額5,000円(終身払い)を選択した場合の、40歳・50歳・60歳の月額保険料で比較した。また、先進医療給付金の特約を付加し、通院特約も何かしらの制限があっても付加した。

名称 メットライフ
やさしく
アクサ
プライム
オリックス
新CURE
チューリッヒ
プレミアム
アフラック
EVER
楽天生命
スマート
損ジャ
日本興亜
お守り
ライフネット
新じぶん
三井住友
あいおい
&LIFE A
年齢 ~80歳 ~75歳 ~75歳 ~80歳 ~85歳 ~80歳 ~75歳 ~70歳 ~80歳
入院日額
限度
\5,000~
60日
\5,000~
60日※
\5,000~
60日※
\5,000~
60日※
\5,000~
60日※
\5,000~
60日
\5,000~
60日※
\5,000~
60日※
\5,000~
60日※
通院日額
限度
\3,000~
30日
- \5,000
無制限※
\5,000
30日
\2,500
30日
- \5,000
120日※
- \5,000
5年※
手術給付
入院
10万 5~40万 10万 10万 5~20万 2.5~5万 5~40万 5~15万 5~10万
手術給付
外来
10万
(2.5万)
5万
(1.5万)
10万
(2.5万)
5万 5~20万
(2.5万)
- 5~40万
(2.5万)
- 5万
通算日数 1,095日 1,095日 1,000日※ 1,095日 1,095日 1,095日 1,000日※ 1,095日 1,095日
先進医療 2,000万※ 2,000万※ 2,000万 2,000万円 2,000万※ 1,000万※ 2,000万 2,000万 2,000万
特約 ガン 生活習慣 ガン
生活習慣
三大疾病
ストレス - - ガン
三大疾病
ガン
三大疾病
集中治療
三大疾病
ガン・介護
オリコン 4位 対象外 3位 1位 6位 対象外 7位 8位 ランク外
苦情率 0.78% 1.02% 0.31% 0.42% 0.82% 0.06% 0.82% 0.46% 0.24%
保険料
40歳
\2,740 \2,653 \3,377 \5,025 \2,470 \2,102 \2,057 \3,723
(\2,000)
\3,328
保険料
50歳
\3,786 \3,613 \5,170 \7,425 \3,683 \2,922 \2,957 \5,290
(\2,721)
\4,603
保険料
60歳
\5,315 \5,118 \7,842 \11,849 \5,472 \4,112 \4,307 \7,477
(\3,690)
\6,708
終身医療保険の比較表(メットライフ生命・アクサプライム・オリックス 新CURE・チューリッヒプレミアム・アフラックEVER・楽天生命スマート・損ジャ日本興亜・ライフネット新じぶん・三井住友あいおい)

上図で左から4番目のチューリッヒ「終身医療保険プレミアム」だが、入院日額は5,000円・10,000円に加え15,000円も選択でき、特約の通院日額は入院日額以下(入院日額が10,000円なら5,000円も選択可能)になっている。給付日数は60日(120日)が限度で他社のように三大疾病・生活習慣病で給付日数が延長されるということはない。手術給付金は病気を問わず入院アリなら一律10万、入院ナシなら一律5万とシンプルな構成になっている。特約では、先進医療給付金・通院給付などが付加できるが、がん特約・三大疾病(6大疾病)で入院の給付金上乗せや給付日数の延長といったものは存在しない。

オリコンでは1位を獲得しており保険金・給付金に関する不安は薄い。苦情率は平均か若干高いが、他社とは異なり保全関係でも解約手続きではなく名義/住所変更・更新の比率が高い。解約となってもスムーズにいく可能性がある。保険料は他社と比較して突出して高額だ。給付日数・手術給付金等で他社よりも秀でている点が無いため、ストレス性疾病延長が主契約に含まれているのが原因と考えられる。他社の2倍近い額になるため、精神疾患を医療保険でカバーするか、他の保険(総合収入保障・所得補償)で、保険料が安いか否かが決する。

結論としては、ストレス疾病入院延長入院給付金が必要(欲しい)なら悪くはない。それ以外に目立った点は無いが、顧客満足度は低くないため悪くはない保険といえそうだ。ただ、総合収入保障保険なら精神疾患で通院治療となっても、その給付金で治療費をカバーできる。総合収入保障で月額10万円の給付金なら、40歳で保険料は5,000円程度としている保険会社が多い。これなら医療保険の保険料は抑えて、チューリッヒを選択した場合の差額分で総合収入保険を検討するという手も有効だ。そこは収入・予算を鑑みて、過度な負担とならない方を選択すればいいだろう。また、この保険に関しては用意されている特約が少なく、6大生活習慣病・がんの入院に関しての特約も無い。これらの病気に対する保障を厚くしたいなら、他の医療保険を選択した方がいいだろう。