楽天生命 女性疾病保険/ 女性保険の保険料・保障内容・特約を評価 レビュー

オススメ度：

1

保険会社：

楽天生命

名称：

女性疾病保険

保障内容：

入院（日帰りから）・がん・死亡

先進医療：

-

オリコン：

-位

特徴：

女性のための「やさしさ」を保険にしました。

楽天生命 女性疾病保険は他社と比較して保険料は激安だが！？

楽天生命 女性疾病保険は楽天生命が代理店経由で募集・販売する女性保険で、ネットからではなく代理店を通して契約することになる。以下、楽天生命 女性疾病保険の概要を記載し他社の女性保険と保障・保険料等で比較する。

この保険の主な保障は、他社の女性保険とは異なる点が多いため注意したい。まず入院給付金は、日数に関係なく10万円（20万円）が給付金となり、長期入院はカバーできない。さらに女性疾病で入院した場合に限られる。また、手術給付金が無く、その代わりが女性特定がん治療給付金となる。この保障も他社の手術給付金と異なり、いかなる病気でも受けとれるわけではなく女性特有のがんと診断確定された場合のみ給付金が受け取れる。すなわち乳がん・子宮筋腫等であれば給付金が受け取れるが、胃がんであれば給付金の対象とはならない。それ以外では乳房再建給付金があり、これは乳がんの手術後に乳房を再建する際の費用の補完となる。この保障を設けている女性保険は少なく一定の価値があるといえよう。その他死亡保険金があるが50万と少額のため、真剣に考えるなら終身保険・定期保険を検討するのが妥当だ。

次に、下図では女性保険を加入できる年齢、入院日額と給付日数、女性疾病時の入院日額と給付日数、通院日額と限度日数、入院と外来時の手術給付金、通算給付日数、先進医療給付金で比較した。顧客満足度ではオリコンの総合ランキングの順位で比較した（価格.comや各保険サイトのランキングは契約数だけが基準のため参考外）

保険料は女性で入院日額5,000円（終身払い）を選択した場合の30歳・40歳・50歳の月額で比較した。その際には、女性疾病特約は元より先進医療給付金・通院特約を付加した。

上図で右から４番目の楽天生命 女性疾病保険だが、前述したように入院給付金は１回10万or20万円で、かつ180日に1回で合計50回までと他社と大きく異なる。注意すべきは他社でも同様だが、180日に1回のため病状が軽く早期退院した後の180日以内に病状が悪化して再入院となった場合には、給付金の対象とはならない点にある。同じく女性特定がん治療給付金は２年に１回という制限があるため、併せて覚えておいた方がいいだろう。ちなみに、他社では60日や180日とバラつきがあるが、楽天生命の２年よりは短い傾向にあり、制限としては少々厳しい感は否めない。特約ではないが乳房再建給付金・死亡保険金が基本保障に組み込まれているが、それ以外の特約（がん特約・五大疾病特約など）は付加できない。

保険料は他社と比較すると圧倒的に安く、上図では最安値となっている。保障の中身を考えれば至極当然なことであり、むしろ月額でプラス400円を支払えば、女性特有の病気・がん以外の入院・手術でも給付金が受け取れることを考えるべきだろう。

結論としては、保険料は確かに激安といえるレベルにあるが、いかんせん保障がイマイチなため特にオススメする保険ではない。ただ、妊娠・分娩の合併症・流産に加え帝王切開は入院給付金の保障対象となっているため、子供が無事に生まれるまでの超短期の保険としては検討の余地はある。その意味では、妊娠・出産時に脳出血が起こり妊婦が死亡することもある（妊婦死亡原因のトップ）ため、死亡保険金も意味が出てくる。ただ、それなら脳出血のリスクに備える保障も欲しいところだが。。。

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