メディケア生命 メディフィットA 女性専用パック/ 女性保険の保険料・保障内容・特約を評価 レビュー

メディケア生命 メディフィットA
オススメ度:
2
保険会社:
メディケア生命
名称:
メディフィットA(エース)女性専用パック
保障内容:
入院(日帰りから)・手術
先進医療:
2,000万円まで
オリコン:
対象外
特徴:
手頃な保険料で女性特有の病気・がんを手厚く一生保障

メディケア生命 メディフィットA女性専用パックは6大疾病・がんで有利だが?

メディフィットA 女性専用パックはメディケア生命が販売する女性保険で、女性専用ではないメディフィットAも存在する。以下、メディフィットA 女性専用パックの概要を記載し、他社の女性保険と保障・保険料等で比較する。

メディケア生命 メディフィットA女性専用パックの仕組みと保障内容・保険料・特約など

保障内容には他社と同じく入院・手術の給付金が含まれているが、他社とは異なり放射線治療・骨髄移植で5万円の一時金が受け取れる。さらに6大生活習慣病の給付日数を60日から120日に延長され、ガンによる入院は給付日数を無制限としている。

肝心の女性疾病に関しては、乳がん・子宮筋腫・異常分娩などが女性疾病に含まれ、女性疾病に罹患して入院すると入院給付金が5,000円上乗せされる。基本となる入院日額は5,000円・10,000円の2択だが、女性疾病での上乗せは5,000円のみという点は覚えておきたい。また、給付金の給付日数も主契約で設定する60日・120日のいずれかに制限され、一部の他社の女性保険のように、女性疾病に限っては日数が延びるということはない。がんだと支払い日数が無制限だが、これはノーマルな医療保険でも同様で女性保険に限ったものではないため、特にメリットとは言い難い。さらに昨今のがん治療は短期入院+抗がん剤or放射線による通院治療が主となっており、入院だけ無制限でも大した意味を成さない。その意味では通院に対する保障が存在しないのもイマイチな点といえるだろう。

次に、下図では女性保険を加入できる年齢、入院日額と給付日数、女性疾病時の入院日額と給付日数、通院日額と限度日数、入院と外来時の手術給付金、通算給付日数、先進医療給付金で比較した。顧客満足度ではオリコンの総合ランキングの順位で比較した(価格.comや各保険サイトのランキングは契約数だけが基準のため参考外)

保険料は女性で入院日額5,000円(終身払い)を選択した場合の30歳・40歳・50歳の月額で比較した。その際には、女性疾病特約は元より先進医療給付金・通院特約を付加した。

名称 メディケア
女性専用
メットライフ
フレキシィ
アフラック
レディース
オリックス
レディ
東京海上
女性
楽天生命
女性
朝日生命
スマイル
ライフネット
新じぶん
アメホ
女性
年齢 ~75歳 ~75歳 ~85歳 ~75歳 ~75歳 ?歳 ~80歳 ~70歳 ~80歳
入院日額
限度
\5,000~
60日※
\5,000
60日
\5,000~
60/120日
\5,000~
60日
\5,000
60日
- 9~15万
30回
\5,000~
60日
-
入院日額
限度
(女性疾病)
+\5,000
60日※
+\5,000
60日
+\5,000
60日
+\5,000
60日
+\5,000
60日
1回10万
50回
+\5,000
60日
+\5,000
60日
\10,000
60日
通院日額
限度
抗がん剤
のみ
\3,000
30日
\3,000
30日
\5,000
30日
- - - - -
手術給付
入院/外来
5~20万
(2.5万)
10万
(2.5万)
5~20万
(2.5万)
10万
(5万)
5万
(2.5万)
50万
(女性疾病)
2.5~5万
(特約)
5~15万
外来なし
20万
通算日数 1,000日 1,095日 1,095日 1,000日 730日 2年に1回 1,095日 1,095日 1,000日
先進医療 2,000万 2,000万 2,000万 2,000万 1,000万 - 2,200万※ 2,000万 -
特約 女性疾病
7大疾病
ガン
通院
7大疾病
祝い金
通院
祝い金
三大疾病
ガン 乳がん再建
がん特約
五大疾病
乳房再建
死亡
入院継続
放射線
3コース
手術
祝い金
オリコン - 6位 5位 1位 10位 - - - 8位
保険料
30歳
\2,532
(\2,992)
\2,612
(\2,834)
\1,934
(\2,240)
\1,967
(\2,802)
\2,368
(\3,240)
\1,510 \2,925 \2,969 \3,000~
保険料
40歳
\3,184
(\3,864)
\2,882
(\3,176)
\2,284
(\2,635)
\2,177
(\3,317)
\2,703
(\4,405)
\1,710 \3,490 \3,773 \3,000~
保険料
50歳
\4,357
(\5,232)
\3,572
(\3,971)
\3,074
(\3,593)
\2,842
(\4,287)
\3,423
(\5,875)
\2,130 \4,655 \4,931 \3,000~
女性保険の保障・保険料の比較表(メディケア生命 メディフィットA女性専用パック・メットライフ フレキシィ・アフラック レディース・オリックス レディ・東京海上 女性保険・楽天生命・朝日生命スマイル・ライフネット 新じぶん・アメホ)

上図で1番左のメディケア生命 メディフィットA女性専用パックだが、入院日額は5,000円・10,000円の2パターンで通院日額は存在しない。給付日数は基本は60日で、6大生活習慣病(糖尿病・心疾患・高血圧・脳血管疾患・肝疾患・腎疾患)なら60日延長されるが、前述の通り女性疾病では延長はない。手術給付金は一律5万か、手術の種別によって5~20万円と幅を持たすか選択できる。特約には6大疾病にがんを加えた7大疾病に拡大し給付金を上乗せする特約があるが、そこまでの給付金は不要だろう。それよりは1ヶ月に5万を抗がん剤治療が継続する限り受け取れる「抗がん剤特約」の方が検討に値する。オリコンではランキング対象外で参考にはならない。

保険料は他社と比較して平均的な部類に入るが、抗がん剤特約を付加すると保険料は一段上昇してしまう。たかだか数百円といえど、仮に40歳から70歳まで支払えば18万円の差になる。それを押しのけてガン対策として抗がん剤治療特約を検討するのも可能だが、それならオリックス・三井住友あいおいのように、抗がん剤治療以外の放射線・ホルモン剤等の他の治療法も保障される保険の方がいいだろう。

結論としては、6大疾病・がんで有利な面があるものの、肝心の女性疾病では大したメリットが見られず女性保険としては微妙なところだ。広く考えれば、子宮がん等の女性だけのがんに対して有利ともいえなくもないが、それは他社のがん特約でも同様だ。やはり悪くはないが微妙という結論が妥当そうだ。