チューリッヒ生命 がん保険Plus+/ がん保険の保険料・保障内容・特約を評価 レビュー

チューリッヒ生命 がん保険Plus+
オススメ度:
1
保険会社:
チューリッヒ生命
名称:
がん保険Plus+(プラス)
保障内容:
診断給付金・入院・通院・手術・退院療養
保険期間:
10年
オリコン:
1位 / 10社中
特徴:
手軽な保険料ではじめられ、充実の保障内容で安心をご提供

チューリッヒ生命 がん保険Plus+は一考の余地はあるが値段相応!

がん保険Plus+はチューリッヒ生命が販売する定期型のがん保険で、同社には終身型のMy終身がん保険も存在する。以下、がん保険Plus+の概要を記載し他社比較する。

チューリッヒ生命 がん保険Plus+の仕組みと主な保障内容・保険料

この保険は他社のようにプランが分かれているわけではなく、1口単位で3の口まで各保障の給付金を増やす仕組みになっている。口数を増やしても保障される項目には差が無いため、基本は1口で十分といえる。

保障を個別に見ていくと、まずガン診断給付金は1口100万円で回数無制限で受け取れるが、上皮内新生物(初期のガン)だと同額だが回数が1回限りとなる点に注意したい。それ以外では入院給付金・手術給付金・通院給付金が他社同様に存在し、他社では稀な退院給付金もある。特約では先進医療給付金の他に再入院継続特約とゼロトク特約がある。前者は退院後30日以内に再入院すると給付金が受け取れるが不要だ。後者は分かりにくい特約だが、要はガン診断されたら支払うはずの10年分の保険料を給付金を受け取れる特約だ。診断給付金だけでは当面の資金繰りが厳しい時などに役に立ちそうだ。ただ、無料なら検討の余地もありそうだが、保険料が70円上昇するため削ってもいいだろう。

次に、下図ではガン保険を加入できる年齢・保険期間から、診断給付金(上段は悪性・下段は上皮内)と回数制限、入院日額と給付日数、通院日額と給付日数、手術給付金・先進医療給付金で比較した。顧客満足度では、保険の究極的な目的である保険金を比較するためオリコンの保険金・給付金ランキングで比較した(価格.comや各保険サイトのランキングは契約数だけが基準のため参考外)また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、契約した場合に自分が苦情を言う可能性も考慮した。

保険料では、各社の最もベーシックなプランを用いて、男性で診断給付金が100万円を選択した場合の、40歳・50歳・60歳の月額保険料で比較した。また、先進医療給付金の特約は付加した。

名称 メットライフ
ガードX
アフラック
デイズ
セコム
メディコム
オリックス
ガンBelieve
アクサ
がん保険
AIG
がんベスト
損ジャ
勇気
チューリッヒ
がんプラス
メディケア
一時払がん
年齢
期間
~80歳
終身
~80歳
終身
~74歳
5年
~75歳
終身
~75歳
10年
~70歳
終身
~75歳
終身
~70歳
10年
~75歳
終身
診断給付 100万
50万
100万
10万
100万
100万
100万
100万
- 1~300万
50万~
1~300万
1~300万
100万
100万
-
診断給付
限度
年1回
(計5回)
1回 無制限 1回 - 無制限
1回※
無制限 無制限
上皮は1回
-
入院日額
限度
1万※
無制限※
1万
無制限
実費 50+1万
無制限※
1万※
無制限
1万※
無制限
1万
無制限
1万
無制限
\2,000~1万
無制限
通院日額
限度
- 1万
無制限
実費
(1000万)
1万
無制限
- - 1万
120日
5000円
30日
-
手術給付 - 20万 実費 20万 20万 10~40万 10~40万 20万 2~10万
先進医療 2,000万 1,000万 実費 2,000万 2,000万 2,000万 1,000万 500万 2,000万
その他 ホルモン 放射線
抗がん剤
- 退院一時金 放射線
抗がん剤
緩和ケア
死亡
無事故
- 退院一時金
在宅療養
ゼロトク
死亡
放射線
骨髄移植
オリコン 4位 6位 対象外 3位 ランク外 ランク外 7位 1位 ランク外
苦情率 0.78% 0.82% - 0.31% 1.02% 0.24% 0.82% 0.42% 0.30%
保険料
40歳
\2,785
(\4,128)
\4,605 \1,930 \3,710 \1,876 \4,442
(\7,661)
\4,182 \1,347 200万~
6,000万
保険料
50歳
\4,199
(\6,223)
\7,459 \4,460 \5,500 \3,136 \6,710
(\11,877)
\6,475 \2,837 200万~
6,000万
保険料
60歳
\6,136
(\8,959)
\12,271 \8,310 \8,050 \6,346 \10,055
(\17,735)
\9,865 \5,497 200万~
6,000万
がん保険の比較表(メットライフ生命ガードX・アフラック デイズ・セコム メディコム・オリックス ガンBelieve・アクサ生命・AIGがんベスト・損ジャ日本興亜・チューリッヒ がんプラス・メディケア 一時払がん)

上図で右から2番目のチューリッヒ がん保険Plus+だが、契約可能な年齢は70歳で他社より若干低いが、それよりは保険期間は10年更新という点に注意したい。これは終身と異なり10年おきに年齢に応じて保険料が上昇するということだ。保障面では診断給付金が100万で他社と同額だが、上皮内新生物は1回限りと厳しいのが難点だ。同様に入院給付金も日数無制限だが通院給付金は30日までと厳しい。先進医療給付金も500万円と他社の半額以下になっている。他社比較すると保障ではイマイチといえよう。その一方、顧客満足度の面ではオリコンで1位と良好で、苦情率も平均的な数字で悪くない。

上図の保険料は1口の場合だが、上図では見かけでは他社比較して最安値の保険料だ。同じ10年定期型のアクサよりも安い点で評価はできる。ただし、既述の通り保険料は年齢に応じて上昇するため注意が必要だ。例えば40歳で契約して70歳まで保険料を支払った場合、オリックスでは合計保険料が133万円(3,710円×12ヶ月×30年)となるが、チューリッヒは116万円(1,347円×12ヶ月×10年+2,837円×12ヶ月×10年・・・)となる。月額では大きな差があるように見えるが合計では差はかなり縮まる。ちなみに80歳まで支払った場合には前者は178万、後者は228万円で逆転する。

結論としては、退職金が手に入るまでの現役時(60歳まで)のみ保険料が抑えてガンに備えたいなら一考の余地はある。ただし、値段相応というか保障は決して厚い保険ではない。さらに保険料は年々上昇するため、計画的に区切りをつけた契約を考えておく必要がある。そうでないなら終身型にするか貯金、もしくはメディケアで備えたほうがいいだろう。また、自由診療などの高額な治療に備えるなら、もちろん別の保険を検討した方がベターだ。