荘内銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

荘内銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
荘内銀行
創業:
昭和16年(1941)
本店:
山形県鶴岡市本町1丁目9番7号
展開地域:
山形県他
総資産:
1兆2,622億円(2013年現在)
自己資本比率:
8.0%

荘内銀行の定期預金はキャンペーン中でも金額次第では他行より不利?

荘内銀行は1941年に設立した第六十七国立銀行を起点とし、総資産額の1兆円は、他の山形県に本店を置く山形銀行の半分程度だが、ナンバー2の規模を誇る。2009年にはフィデアホールディングの傘下になり、北都銀行とも同グループとなった。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は8.0%で、他の山形県に本店を置く山形銀行の13.5%、きらやか銀行の9.1%を下回る。全国の地銀の平均は11%のため、全国でも平均以下の財務内容といえる。

荘内銀行の各種サービス・定期預金

最近ではキャンペーンで金利がアップする定期預金の他、東北楽天ゴールデンイーグルス定期預金、地方の贈り物定期預金などの金利アップ以外の特典が付いた定期預金もリリースしているようだ。
また、他行とのATMの相互無料化では、同グループの北都銀行の他、北海道銀行・みちのく銀行とも提携しているようだ。コンビニでもセブン・ローソン等とも提携しているが、こちらは手数料アリとなるため注意したい。

さて下図では、山形県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 山形銀行 荘内銀行 きらやか銀行 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.25%
0.03%
※0.20%
0.03%
※0.30%
0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04%
※0.25%
0.04%
※0.20%
0.04%
※0.30%
0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06%
※0.20%
0.06% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
1.5%
※3ヶ月
-% 1.5%
※3ヶ月
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~3.0% ~3.0% ~3.0% ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
105円※
210円※
105円※
210円※
105円※
315円※
無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
315円※
525円※
315円※
525円※
315円※
525円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
188 153 210 397 1 1 0
コンビニ
山形県の定期預金の比較表(山形銀行・荘内銀行・きらやか銀行・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、荘内銀行の定期預金の金利は、山形県内では基本は他行と同金利だが、春夏秋冬のシーズン毎のキャンペーン期間中であれば金利がが上乗せされ、なかなかの金利まで上昇する。ただ、それを加味してもきらやか銀行・山形銀行の金利には劣る。しかし、預け入れ金額が1000万円以上となると、他行のように預け入れ金額に制限がない荘内銀行の方が金利が有利になる。その一方で、他行が退職金専用定期預金で特別金利を設定している中で荘内銀行には特別金利がない。また、住宅ローン・各種手数料では横並びでメリットは無い。振込みをする場合には、ゆうちょやネット専業の銀行を利用した方が明らかにお得だ。

結論としては、荘内銀行での定期預金はキャンペーン中、しかも金額が1,000万円以上であれば金利が他行より有利になるためオススメできる。また、山形銀行の金利上乗せはインターネットかATMを利用する必要があり、それが嫌ならば荘内銀行を利用する手はある。