紀陽銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

紀陽銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
紀陽銀行
創業:
明治28年(1895)
本店:
和歌山市本町1-35
展開地域:
和歌山県他
総資産:
3兆9,274億円(2013年現在)
自己資本比率:
11.6%

紀陽銀行は通常でも退職金専用定期でも金利メリットが薄い?

紀陽銀行は1895年に設立した紀陽貯蓄銀行を起点としており、現在では、信用金庫を除けば和歌山県に本店を置く唯一の銀行となっている。総資産額の3兆円は、当然ながら和歌山県内ではトップで、全国でも30位前後の規模を誇る。現在では、和歌山だけでなく関西圏にも進出している。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は11.6%だ。全国の地銀の平均は11%のため全国でみても平均の財務内容といえる。

紀陽銀行の各種サービス・定期預金

最近では、ソーラーローンなどの環境系の金融商品の他、地元スポーツチーム(堺ブレイザーズなど)の応援定期預金などをリリースしている。また、関西国際空港出張所など、関西圏の他県でのサービスも拡充しているようだ。

また、他行とのATMの相互無料化は活発ではなく、ゆうちょ銀行との提携、コンビニでもセブン・ローソンとも提携しているが、他県の地銀との提携は見受けられない。また、コンビニでの提携でも特別に手数料を無料にしているわけではなく、手数料が発生するため注意したい。

さて下図では、和歌山県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 紀陽銀行 きのくに
信用金庫
ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.03% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.05% 0.05% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
1.4%
※3ヶ月
-% - 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.7%~ 1.4%~ ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
105円※
315円※
105円※
315円※
無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
315円※
525円※
315円※
525円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料 無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
213 31 307 3 3 4
コンビニ
和歌山県の定期預金の比較表(紀陽銀行・きのくに信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、紀陽銀行の定期預金の金利は、和歌山県内では他行と同金利か劣る金利だ。店頭でもゆうちょ銀行に劣り、みずほ銀行はインターネット専用定期からの申し込みで、定期預金の金利が上乗せされる。それを考えると、他行よりも金利は劣る。また、退職金で定期預金を組む場合、特別金利が適用されて金利が通常よりもアップはするのだが、それでも三井住友・みずほ銀行よりも金利が低い。定期預金に関しては他行より金利は厳しい。その他、住宅ローン・各種手数料でも数字にメリットは無い。

結論としては、紀陽銀行での定期預金は金利が低くオススメできそうにない。是が非でも店頭で定期預金を組みたい場合には検討してもいいが、それでも郵貯銀行を利用した方がお得だ。ネット専用定期でも問題なければ、みずほ銀行を検討したい。