米子信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

米子信用金庫ロゴ
オススメ度:
2
社名:
米子信用金庫
創業:
大正11年(1922)
本店:
鳥取県米子市東福原2丁目5-1
展開地域:
鳥取県他
総資産:
1,898億円(2013年現在)
自己資本比率:
8.6%

米子信用金庫は定期預金の金利は他行に劣るが手数料の安さは使える!

米子信用金庫は鳥取県米子市に本店を構え、島根の松江市にも幾つかの支店を持つが、基本は米子市を中心に展開している。完全に地域密着型、それもエリアを限定しているため総資産は2,000億円程度と小規模で、同じ鳥取県で展開する鳥取銀行・鳥取信金との差は大きい。

米子信用金庫の各種サービス

最近では、ローン金利の引き下げ、定期預金などの金利上乗せキャンペーンを随時リリースしている。特に2012円は創業から90周年という節目でもあったため積極的にキャンペーン商品が出ていた。また、年金受給者を対象にした日帰りバスツアーや、各支店のリニューアルなどのサービス向上を図っている他、他の地銀とは多少異なるポイントサービスを導入しており、貯めたポイントを地元の店での買い物に利用できるサービスを展開している。ちなみに他県の地銀では、貯めたポイントに応じて手数料の優遇、金利アップなどをしている。

また、鳥取・島根県内の信用金庫と山陰合同銀行の、ATMの出金手数料の相互無料化(さんいんネットサービス)の他、しんきんゼロネットワークで全国の信用金庫でも平日昼間のATM出金手数料が無料で利用できる。

さて、下図では鳥取県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 鳥取銀行 鳥取信用金庫 米子信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.33%
0.03%
※0.33%
0.03% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04%
※0.34%
0.04%
※0.34%
0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06%
※0.36%
0.06% 0.045% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
0.4%
1年
0.4%
1年
0.4%
1年
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.6~3.8% 1.6~3.5% 1.6%~ 3.5~3.8% 1.9~3.5% 3.7% ~3.9%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料
105円
無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
315円 210円※
315円※
105円 210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
61 26 38 241 1 0 0
コンビニ
鳥取県の定期預金の比較表(鳥取銀行・鳥取信金・米子信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り米子信用金庫の定期預金は金利面で他行に劣ると分かる。通常では他行と横並びなのだが、鳥取銀行がキャンペーン期間中に0.3%の金利が上乗せ、鳥取信用金庫の場合にはインターネット口座を利用して申し込めば金利が上昇する。それを考えると米子信金のメリットは薄い。ただ、退職金で定期預金を組む場合には他行と同等の金利となる。その他で注目すべきは、他行への振込み時の手数料が安価な点だ。さすがに回数制限の無料まではいかないが、105円はネット専業の銀行に迫る安さだ。それだけでも利用価値は十分にありそうだ。

結論としては、鳥取県内で定期預金を組むのは金利面でオススメできそうにない。ただし、手数料が安価な点を活かして、毎月の仕送りなどで月に何回かの振込みに使う銀行としては利用価値がありそうだ。日常生活でも平日昼間は同行のATMなら手数料が無料、しんきんゼロネットワークで全国の信用金庫で手数料が無料となる点も活かせそうだ。