鳥取銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

鳥取銀行ロゴ
オススメ度:
4
社名:
鳥取銀行
創業:
大正10年(1921)
本店:
鳥取県鳥取市永楽温泉町171番地
展開地域:
鳥取県他
総資産:
9,187億円(2013年現在)
自己資本比率:
12.6%

鳥取銀行はネット経由の特典は無くなったがキャンペーン中なら?

鳥取銀行は、鳥取市永楽温泉町に本店を置き、保有する総資産(預金など)は鳥取県に本店を置く銀行の中ではトップの9,000億円超となっている。ちなみに鳥取でも一定のシェアを誇る山陰合同銀行は島根県が本店のためだ。最近では、米子市出身で仮面ライダーで女優デビューした松本若菜をCMキャラクターに採用するなど、広報宣伝活動にも注力している。

鳥取銀行の各種サービス

近年では、特にローン関連の商品に注力しているようで、借り入れ一本化のローンや、フリーローンをはじめ、教育ローンやマイカーローンなどのラインアップも強化している。一方で、預金関連でも退職金定期預金のキャンペーンや、年金受給者に対する金利アップの定期預金などもリリースしている。

また、他行とのATM相互無料では「さんいんクロスネットサービス」により島根銀行やJAバンク鳥取で手数料が無料となる。それ以外に、セブン銀行との提携があり、平日昼間であれば出金手数料が無料になる点は、近くにコンビニATMしか無い人には有難いサービスだろう。

さて、下図では鳥取県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 鳥取銀行 鳥取信用金庫 米子信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.33%
0.03%
※0.33%
0.03% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04%
※0.34%
0.04%
※0.34%
0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06%
※0.36%
0.06% 0.045% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
0.4%
1年
0.4%
1年
0.4%
1年
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.6~3.8% 1.6~3.5% 1.6%~ 3.5~3.8% 1.9~3.5% 3.7% ~3.9%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料
105円
無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
315円 210円※
315円※
105円 210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
61 26 38 241 1 0 0
コンビニ
鳥取県の定期預金の比較表(鳥取銀行・鳥取信金・米子信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り鳥取銀行の定期預金は、通常は0.03%と他行と同等、ゆうちょ銀行には劣る金利となっている。ただし、キャンペーン商品の期間中は金利は0.33%まで上昇するため、鳥取県内では鳥取信用金庫と同金利なのだが、優秀な金利といえる。一方で退職金で定期預金を組む場合には、他行と同様に特別金利が適用されるが、この場合には鳥取県内では他行と差がない。また、一見するとメガバンク勢、みずほ銀行は鳥取県で唯一の支店を構えるが、その場合には1.6%と魅力的な金利に見えるが、この金利が適用されるのは3ヶ月に限定される。計算上では0.4%の金利を1年受け取るのと同等のため、見かけの金利には騙されないように注意したい。各種手数料でも、他行への振込みが高額、ATMの時間外手数料が土日の早朝深夜は210円と他行より高額なため注意したい。

結論としては、鳥取県内で定期預金を組むならオススメできそうだ。ただ、キャンペーン期間中のみの優遇金利のため注意したい。以前はインターネット経由でも金利上乗せがあったようだが、現在は廃止されているため、定期預金を申し込むなら忘れずにキャンペーン期間中を狙いたいところだ。一方で、各種手数料は安価と呼べるレベルではない。ゆうちょ銀を利用するか、ネット専業の銀行を利用して手数料を抑えるというのも日常生活の入出金・振込みを考えるなら視野に入れておきたいところだ。