足利小山信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

栃木県・足利小山信用金庫ロゴ
オススメ度:
2
社名:
足利小山信用金庫
創業:
大正14年(1925年)
本店:
栃木県足利市井草町2407-1
展開地域:
栃木県他
総資産:
2,925億円(2012年現在)
自己資本比率:
8.9%

足利小山銀行は定期預金より住宅ローン金利に注目か!?

足利小山銀行とは、大正14年に設立された足利信用組合を起点としている銀行だ。総資産は栃木県に本店を構える銀行の中では、足利銀行や栃木銀行とは大きな差があるが、栃木県内の信用金庫の中ではトップの規模を誇る。さて、近年の業績は預金・企業への貸出金は横バイで、投資信託や年金保険がかろうじてプラスに転じている程度だ。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は8.9%で、他の栃木県に本店を置く足利銀行の8.6%と同程度だが、栃木銀行の11.2%を大きく下回る。全国の地方銀行の平均が11%のため、全国で考えても財務内容は良くない。

足利小山信用金庫の各種サービス

最近では、三井住友銀行との提携で、外貨を宅配するサービスを展開したようだ。外貨預金などをしている人には利便性があるかもしれない。それ以外に他行と比較して、特筆すべきサービスは見受けられない。個人向けローンや年金向けサービス、各種保険の販売に注力しているようだ。

また、ATMの他行との提携では、セブン銀行との提携でATMが利用可能になっているが、手数料が必要になっている。それ以外は、全国の信用金庫で平日昼間はATM出金手数料が無料になっている「しんきんゼロネットワーク」がある。

さて下図では、栃木県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 足利銀行 栃木銀行 足利小山
信用金庫
ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.05%
0.03% 0.03% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04%
※0.05%
0.04% 0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06% 0.06% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
1.8%
※3ヶ月
1.8%
※3ヶ月
-% - 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.8%~ ~3.5% 1.3%~ ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料 無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
256 177 31 352 8 1 1
コンビニ
栃木県の定期預金の比較表(足利銀行・栃木銀行・足利小山信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、足利小山信用金庫の定期預金の金利は、栃木県内に本店を置く銀行の中では横並びだが、ゆうちょ銀行には劣る金利で、インターネット専用定期預金でも良ければみずほ銀行の方が高い金利だ。退職金で定期預金を組むと他行(栃木銀行・足利銀行)では特別金利が適用されるが、足利小山信金では特別金利が適用されない。定期預金の金利に関しては総じて他行より低いことは明らかだ。一方で、住宅ローン金利は目を疑うほどの低金利を得られる可能性があり、栃木県内で住宅ローン検討者は、栃木銀行・足利銀行だけでなく忘れずに足利小山信金も検討した方が良いだろう。その他の数字では、他行への振込み手数料が僅かではあるが他行より安価な点を抑えておきたい。仕送り・家賃の振込みの自動送金等が毎月発生する人は、検討する余地がありそうだ。

結論としては、栃木県内で定期預金を組むのはオススメできない。金利が低く、特別に有利になる他条件も存在していないため、定期を組むメリットが無い。3万円以上の場合の振込み手数料が安価なところに目をつけて、振込み専用銀行にする手もあるが、それであればインターネット専業の銀行であれば、もっと有利な条件がある。それよりは住宅ローンで低金利が得られる可能性に賭けるのが有効か。