島根中央信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

島根中央信用金庫ロゴ
オススメ度:
3
社名:
島根中央信用金庫
創業:
昭和23年(1948)
本店:
島根県出雲市今市町252-1
展開地域:
島根県他
総資産:
1,834億円(2012年現在)
自己資本比率:
9.6%

島根中央信用金庫は店頭で定期預金を組みたい人には上々の金利か!?

島根中央信用金庫は1948年に設立した川本商工協同組合が起点としており、総資産は他の島根県に本店を置く山陰中央銀行・島根銀行との差は大きいが、県内の信用金庫銀行の中では規模は大きい部類に入る。近年の業績を見ると、貸出金と預金は微減で、経常収益も利息減少で減少傾向にある。

自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は9.6%で、16.3%で、他の島根県に本店を置く山陰合同銀行の16.3%に大きく劣るが、島根銀行の9.4%と同等程度だ。全国の地方銀行の自己資本比率の平均値は11%のため、全国でも優秀とはいえない財務内容だ。

島根中央信用金庫の各種サービス・定期預金

昨今では、住宅ローンの金利引き下げ、個人向けフリーローンに、リフォーム・介護・教育・シルバーライフなどの目的別ローンの拡充をしており、貸出金に注力しているようだ。

また、他行とのATM相互無料化は山陰合同や島根銀ほどには進んではいない。とはいえ、同じ島根県の山陰合同銀行や島根銀行のATMであれば平日昼間の出金手数料は無料になる。また、しんきんゼロネットワークで、全国の信用金庫のATMも平日昼間は手数料が無料で出金することが可能になっている。

さて下図では、島根県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 島根銀行 山陰合同銀行 島根中央
信用金庫
ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.36%
0.03%
※0.08%
0.03%
※0.30%
0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04%
※0.37%
0.04%
※0.09%
0.04%
※0.30%
0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06%
※0.46%
0.05% 0.05% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
0.4%
※1年
0.3%
※1年
0.3%
※1年
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.5%~ 1.7%~ 1.5%~ ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料 無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
210円 210円 210円 210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
58 199 40 375 1 1 0
コンビニ
島根県の定期預金の比較表(島根銀行・山陰合同銀行・島根中央信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、島根中央信用金庫の定期預金の金利は、通常は他行と同等だ。ただ、島根中央信金の場合は春夏秋冬で金利アップキャンペーンがあり、そのキャンペーンに乗れば相当に有利になる。それでも島根銀行のインターネットバンキングでの金利上乗せには及ばないが、厳密には、店頭での申し込みと意味では島根中央信金がトップともいえる。一方で、退職金で定期預金を組む場合は、ネット・店頭と有無を言わさず島根銀行に劣る金利だ。住宅ローン金利の最低ラインは島根銀行と同金利のため、ローン検討中の人は島根銀行と同時に島根信金も検討したいところだ。ただ、店舗/ATM数は島根県内では少なく、山陰合同銀行との差は大きく日常生活での利便性では疑問符が付く。

結論としては、島根県内で定期預金を組むのに、インターネットではなく店頭での申込を希望する人には悪くない。インターネットのセキュリティは向上しているものの、それでもフィッシング等の不正操作とのイタチごっこ状態にあるのは確かだ。そう考えるなら、多少の金利差は置いておいて、島根中央信用金庫の定期預金は十分に検討の余地がある。