埼玉縣信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

埼玉縣信用金庫ロゴ
オススメ度:
1
社名:
埼玉縣信用金庫
創業:
昭和23年(1948)
本店:
埼玉熊谷市久下4丁目141番地
展開地域:
埼玉県他
総資産:
2兆5,318億円(2013年現在)
自己資本比率:
9.6%

埼玉縣信用金庫はレッズファン以外には微妙か・・・・

埼玉縣信用金庫は1948年に設立した埼玉縣信用組合を起点にしており、総資産額の2兆4千億円は、埼玉県内では埼玉りそな銀行とは大きな差があるが、武蔵野銀行の3兆7千億円に次ぐ規模だ。近年の業績は、預金は微増で、貸出金横ばいか減少している。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は9.6%で、他の埼玉県に本店を置く埼玉りそな銀行の12.1%、武蔵野銀行の10.4%を下回る。全国の地銀の自己資本比率の平均値は11%のため、全国では平均以下の財務内容といえる。

埼玉縣信用金庫の各種サービス・定期預金

昨今では他の地銀と同様に、各種保険商品・個人向けローンの拡大などに注力しているようだ。特に地元のJリーグチームである浦和レッズ応援定期があるが金利アップは無く、各種グッズもプレゼントされるだけだ。武蔵野銀行が大宮アルディージャの応援定期を展開しており、サッカーでもビジネスでも勝負となっているが、金利アップが無い点を考えれば定期では武蔵野銀行に軍配が上がる。

また、他行とのATMの相互手数料無料化は「しんきんゼロネットワーク」で全国の信用金庫で平日昼間は出金手数料が無料となる程度だ。コンビニは、セブン銀行の他、JR各駅に存在しているアルッテでも利用可能だ。

さて下図では、埼玉県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 埼玉りそな
銀行
武蔵野銀行 埼玉縣
信用金庫
ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.03%
※0.08%
0.03% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.04%
※0.09%
0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06% 0.06% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
1.4%
※3ヶ月
1.1%
※3ヶ月
1.0%
※3ヶ月
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.4%~ 1.5%~ 1.4%~ ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
200円 無料 105円※
315円※
無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
500円 105円 210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料 無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
390 210 114 642 136 46 85
コンビニ
埼玉県の定期預金の比較表(埼玉りそな銀行・武蔵野銀行・埼玉懸信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、埼玉縣信用金庫の定期預金の金利は、ゆうちょ銀行以外とは基本は同金利だが、同じ埼玉を地盤とする銀行では武蔵野銀行、またはメガバンクの一角であるみずほ銀行が、ネット専用で定期預金に金利を上乗せしているため、他行よりも金利は低いことになる。また、退職金で組む定期預金は特別金利が適用されるようになったが、その金利に至っては上手で最下位(ゆうちょ除く)となっている。これでは定期預金の金利面でメリットがあるとは言い難い。その他の数字に目を向けると、住宅ローンに関しては、個人の収入状況にも因るが低金利を享受できる可能性があるため、住宅ローン検討者は忘れずに埼玉信金も検討したいところだ。各種手数料では特に安価な面は見受けられず、むしろ武蔵野銀行が安価な分だけ比較的高額な面が目立ってしまっている。

結論としては、埼玉縣信用金庫での定期預金は、金利面でオススメできない。金利で上回る武蔵野銀行とみずほ銀行はインターネットを使うため、インターネットでの高額な取引に不安がある人には、埼玉信金も出番があるかもしれないが。。。退職金専用定期預金は、無条件で他行を選んだ方がお得だ。各種手数料も高額なため、浦和レッズファン以外にはメリットを見つけるのが厳しいといえそうだ。