八十二銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

八十二銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
八十二銀行
創業:
昭和6年(1931年)
本店:
長野市大字中御所字岡田178番地8
展開地域:
長野県他
総資産:
6兆6,899億円(2013年現在)
自己資本比率:
16.9%

八十二銀行は退職金専用の定期預金なら他行に勝るが他の定期預金は!?

八十二銀行は、長野市に本店を構え同県を地盤とする銀行で、その総資産は長野県内ではナンバー1、全国の銀行で比較しても20位の規模を誇る。2013年には八十二銀行だけに創立82周年記念の各種キャンペーンを実施している。特に退職した富裕層の年齢を意識してか、林家木久扇・三遊亭好楽・三遊亭小遊三といった笑天でもお馴染みの落語家を招いた「はちに寄席」も催している。

八十二銀行の各種キャンペーン及び金融商品

最近では、各種個人向けローンも拡充されているが、投資信託のラインナップが随時拡充されている。保険商品については他行とは異なり、あまり拡充されていないようだ。定期預金については、インターネットバンキングでの預け入れで金利がアップするが、それ以外では取り立ててメリットのある定期預金は存在しない。春夏秋冬でキャンペーンは実施されているが、定期預金の金利上乗せは稀なため、キャンペーンへの期待は薄い。

また、長野県内では、「ぐるっと信州ネット」と呼ばれる提携によりATM手数料無料の提携サービスを展開している。これにより八十二銀行のキャッシュカードで、長野県内の信用金庫での手数料が無料になる。また、給与受け取りと積立型商品とインターネットバンキング契約、もしくは資産が一定額に達すると、ATMの時間外手数料も無料になる。

さて下図では、長野県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 長野銀行 八十二銀行 長野信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.11%
0.03%
※0.08%
0.03%
※0.22%
0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04%
※0.12%
0.04%
※0.09%
0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06%
※0.11%
0.06% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
0.36%
※1年
2.3%
※3ヶ月
0.36%
※1年
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.3%~ ~3.4% ~3.2% 3.5~3.8% 1.9~3.5% 3.7% ~3.9%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料 無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
109 316 70 646 2 8 0
コンビニ
長野県の定期預金の比較表(長野銀行・八十八銀行・長野信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、八十二銀行の定期預金の金利は、通常の店頭での申し込みでは他行と横並びだ。インターネットでの申し込みで金利が0.05%上乗せされるが、それも長野銀・長野信金のキャンペーン商品などと比較すると見劣りしてしまう。他行のキャンペーンの間隙を突けば話は別だが。。。その一方で、退職金で定期預金を組む場合は金利が高くメリットがある。金利の適用期間は3ヶ月だが、1,000万預け入れなら5万7千円(税金は無視)の利益となり、長野銀・長野信金の3万6千円の利益を上回る。ただ、それ以外の数字では特にメリットはなく、振込手数料も高額で、時間外手数料も前述した条件を満たせない人は、きっちりと徴収されてしまう。

結論としては、長野県内で退職金で定期預金を組むなら金利でオススメはできそうだ。ただし、普通の定期預金を組むなら他行を検討した方がお得だ。ただ、いちいち銀行の店頭まで行くのが億劫という人であれば、インターネット口座で金利が上乗せされる同行を利用する手はある。その他の用途では使いにくそうだが、店舗ATM数が多いため、手数料無料の条件をクリアできれば利便性は高そうだ。とはいえ、ゆうちょ銀の方が無条件のため楽だ。