杜の都信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

杜の都信用金庫ロゴ
オススメ度:
3
社名:
杜の都信用金庫
創業:
昭和7年(1932年)
本店:
仙台市青葉区国分町3丁目1番2号
展開地域:
宮城県
総資産:
3,344億円(2012年現在)
自己資本比率:
8.6%

杜の都信用金庫の定期預金の金利は宮城県内では随一だが?

杜の都信用金庫は昭和7年に創立され、2012年10月に創立80周年を迎えた。それに伴い、スペシャルコンサートや絵画展といった記念イベントの他に、金利を上乗せし宝くじ的な当選金も付けた定期積金もリリースしている。さすがに震災で業績は低迷してきたが、2012年上半期は減収増益、不良債権処理も少しずつだが着実に進行しているようだ。

杜の都信用金庫の各種キャンペーン及びオリジナル商品(アンパンマン)

最近では、80周年キャンペーン商品以外にも、オールマイティローンや災害復興支援ローンといった数百万円までのローンから、限度額が50万円だが金利が4%と非常に低いものまで、個人向けローンにも注力しているようだ。また、アンパンマンとのコラボレーションも継続しており、アンパンマンをモチーフにした子育て応援定期預金、アンパンマンを通帳やキャッシュカードにデザインし、未来の子供のために定期積金をする商品も好評のようだ。

また、「みやぎネット」により七十七銀行や仙台銀行、「しんきんATMゼロネットサービス」により全国の信用金庫のATMで平日と土曜の利用手数料が無料となる。

下図では宮城県内の他行と、2012年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 七十七銀行 仙台銀行 杜の都
信用金庫
ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.03%
※0.28%
0.06% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.04%
※0.29%
0.07% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06%
※0.31%
0.11% 0.06% 0.06%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
2.0%
※3ヶ月
2.0%
※3ヶ月
0.16%
※1年
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~2.8% 2.4~2.9% 1.8~3.5% 3.5~3.8% 1.9~3.5% 3.7% ~3.9%
振込み手数料
(同銀行)
105円※
210円※
105円※
210円※
105円※
210円※
無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
315円※
525円※
315円※
525円※
315円※
525円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
367 155 47 411 2 1 2
コンビニ
宮城県の定期預金の比較表(七十七銀行・仙台銀行・杜の都信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、杜の都信用金庫の定期預金の金利は店頭での申し込みならトップだ。しかし、仙台銀行がキャンペーン中の場合には、そちらに劣る金利になるため注意したい。また、退職金で定期預金を組んだ場合の特別金利でも他行に劣る。例えば、仮に1,000万円を3年預ける場合は、杜の都は最初の1年間の金利0.16%で

16,000円の利益、残りの2年の金利が0.11%が22,000円で計38,000円の利益になる。七十七の場合は最初の三ヶ月で2%で50,000円の利益、残りの2年が0.06%で12,000円で計62,000円の利益になる。一千万円単位の退職金を得た人には小差にも感じるかもしれないが、ただ銀行に預けるだけの労力と考えれば、この金額さは以外と大きいとも言えよう。

結論としては、通常の定期預金を組むならオススメだ。ただし、他行がキャンペーン期間中である場合には他行を選らんだ方が金利面でメリットがあるため注意したい。また、退職金で組む場合も同様だ。その他、手数料でのメリットは無く、店舗数も少ないためメインバンクではなく、資産運用専用の銀行として利用するのが妥当といえるだろう。