鹿児島相互信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

鹿児島相互信用金庫ロゴ
オススメ度:
3
社名:
鹿児島相互信用金庫
創業:
昭和6年(1931年)
本店:
鹿児島市与次郎一丁目6番30号
展開地域:
鹿児島県他
総資産:
5,238億円(2013年)
自己資本比率:
7.3%

鹿児島相互信用金庫は子育て中かキャンペーン中なら定期預金はオススメ?

鹿児島相互信用金庫は鹿児島市に本店を構え、鹿児島県内に店舗網を構築している。同様に鹿児島を地盤としている鹿児島銀行とは、総資産(規模)では大きく差があり7分の1程度の規模しかない。だが、規模で劣っても、「3日間の社長のカバン持ち体験」「学生専用普通預金」といった他行には無いオリジナリティのあるサービスがある。

鹿児島相互信用金庫の各種金融商品

最近では、子持ち家庭に限定で金利がアップする子育て応援定期預金や、キャンペーンで金利アップする定期積金などがある。特に前者は、子供の数に応じて金利がアップする仕組みとなっている。3人以上の子持ちなら金利は最大0.3%上乗せされる。大家族であれば多少は有利な金利にもっていけるか。また、過去には新幹線開通1周年の定期積金等があったが現在は終了している。

一風変わったサービスとしては、新社会人に口座を保有してもらうべく他行はキャンペーンを展開しているが、それよりも青田買いになる学生専用普通預金「ハローキャンパス」があり、金利アップの他にネットバンキングの月額料金も無料になる。その他、「そう倶楽部」という提携している旅行代理店・飲食店の優待割引、各種スポーツイベントへの招待などがある。

さて下図では、鹿児島県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 鹿児島銀行 南日本銀行 鹿児島相互
信用金庫
ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.03% 0.03%
※0.13%
0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.04% 0.04%
※0.14%
0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06% 0.06% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
1.5%
※3ヶ月
(1.5%)
※6ヶ月
- - 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.2~3.0% ~3.0% - 3.5~3.8% 1.9~3.5% 3.7% ~3.9%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料 105円※
315円※
無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
315円※
472円※
315円※
472円※
315円※
525円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
462 161 124 720 1 1 0
コンビニ
鹿児島県の定期預金の比較表(鹿児島銀行・南日本銀行・鹿児島相互信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、鹿児島相互信用金庫の定期預金の金利は、通常であれば他行と横並びか劣る。特に、ゆうちょ銀行の店頭、みずほ銀行のネット専用支店に劣る金利だ。ただし、この鹿児島相互信用金庫でも18歳未満の子供がいれば、みずほ銀行に匹敵する金利を引っ張り出せる。キャンペーン時の定期積金でも0.11%まで金利が上昇するため、子持ちでなくともキャンペーン時を狙えば鹿児島県内では有利な金利を享受できる。その一方で退職金で定期預金を組む場合には特別金利が適用されず、他行の方が有利な金利になる点に注意したい。それ以外では、各種手数料が若干高額な点も気をつけたい。同銀行間の振込みであっても手数料が発生し、さらに他行宛の振込みも3万円以上だと三菱UFJより200円高額だ。仕送りなど、頻繁に振込みを行う必要がある人には頂けないサービスだ。

結論としては、子育て中、キャンペーン中であれば鹿児島信金での定期預金はオススメできそうだ。ただ、この条件を満たせないようなら、みずほ・ゆうちょ辺りを検討したいところだ。また、退職金で定期預金を組む場合なら鹿児島県内の他行、南日本銀行が退職金キャンペーンを終了しているため鹿児島銀行を選ぶのも選択肢の1つなる。ただ、鹿児島信金の手数料は高めのため、資産運用専用の銀行・口座として利用した方が有用といえそうだ。