秋田銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

秋田銀行ロゴ
オススメ度:
3
社名:
秋田銀行
創業:
明治12年(1879)
本店:
秋田県秋田市山王三丁目2番1号
展開地域:
秋田県他
総資産:
2兆6,030億円(2018年現在)
自己資本比率:
12.0%

秋田銀行は「あきぎんこまち支店」さえ利用できるなら!?

秋田銀行は秋田市に本店を置き、その総資産額である2兆円を超えている。この額は北都銀行の1.3兆円超を抑えて秋田県内でトップだ。帝国データバンク調べでは秋田銀行は秋田県内のシェアも50%を超えており、圧倒的な存在感を占めている。ちなみにバスケ王国と呼ばれる秋田らしく女子バスケ部も有している。

秋田銀行の各種サービス・定期預金

まず定期預金に関してだが、通常であれば0.01%という超低金利だが、インターネット支店「あきぎんこまち支店」で定期預金を組めば10倍の0.1%まで金利が上昇する。既に秋田銀行に口座を持っていると移管ができないため注意が必要だ。退職金で組む定期預金は他行と同程度の金利(後述の図を参照)だが、投信の同時購入ではない点でメリットがある。また、バスケプロリーグであるBJリーグに属する秋田ノーザンハピネッツの成績によって、金利がアップする応援定期預金をシーズン前に募集している。

手数料面では他行とのATMの相互手数料無料化が進んでおり、「秋田あったかネット」で秋田県内5行(羽後信用金庫・JAバンクあきたなど)が無料、北海道銀行・東邦銀行も平日昼間は無料、「AAIネット」で青森銀行岩手銀行で無料になっている。

さて下図で秋田県内で展開する他の銀行と、5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上の場合の金額を記載した。

銀行名 秋田銀行 北都銀行 羽後
信用金庫
ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.01%
(0.1%)
0.01%
(0.1%)
0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
定期預金金利
(300万以上)
0.01%
(0.1%)
0.01%
(0.1%)
0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
大口預金金利
(1000万以上)
0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
退職金
特別金利
1.0%
※3ヶ月
1.0%
0.4%
- - 6.0%
※3ヶ月
0.5%
※3ヶ月
1.9~5.5%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~2.6% ~2.7% ~2.8% ~3.3% ~2.8% ~3.3% ~3.3%
振込み手数料
(同銀行)
無料 108円※
216円※
無料 無料
月5回まで
108円※
216円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
216円 410円※
626円※
432円 216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
324円※
同行ATM
出金手数料
無料~
108円
無料~
108円
無料~
108円
無料 無料~
216円
無料~
108円
無料~
108円
店舗ATM数
(県内)
253 214 45 401 1 2 0
コンビニ
秋田県の定期預金の比較表(秋田銀行・北都銀行・羽後信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、秋田銀行の定期預金の金利は、通常は他行と横並びの金利でメリットがない。ただ、前述のネット支店であれば他行よりも高金利になる。北都銀行と見かけは同金利だが、北都銀行は1年限定なのに対して、秋田銀行は最長5年まで組めるため秋田銀行の方がお得だ。また、秋田ノーザンハピネッツ応援定期預金だと、プレーオフで成績優秀で観客動員も良好なら金利は0.1%になる。秋田銀行の口座を既に保有しているなら、こちらの方が狙い目かもしれない。

退職金で定期預金を組む場合には1.0%の特別金利が適用される。北都銀行も投信と組み合わせなくてもいいが、みずほ・三井住友は投信と組み合わせるのが必須だ。手堅く運用するなら秋田銀行・北都銀行に分がある。住宅ローンは似たような金利だが、固定金利3年だと他行よりも有利になる可能性(秋田の住宅ローン金利の比較を参照)がある。手数料は他行への振込が金額を問わず216円と安めで、秋田銀行間の振込が昔は有料だったのが無料になるなど改善されている。

結論としては、定期預金だとインターネットの「こまち支店」を利用できるならオススメできそうだ。ただ、既に口座があるなら、北都銀行も検討する必要がありそうだ。また、退職金限定の定期預金だと投信と組み合わせてもいいなら他行の方が得だが、手堅く定期預金だけで運用したいなら秋田銀行は悪くない。投信ではなく株での運用を考えている場合でも、秋田銀行はSBI証券と提携したためSBI証券を利用して運用するという考え方もある。