投信・預金/資産運用 解説・用語集

追加型投資信託と単位型の違いとメリットとは?

追加型投資信託とは、最初の募集期間以降も購入でき、ファンドが設定(運用スタート)すれば追加購入もできるタイプの投信を意味する。別名でオープン型投信とも呼ばれる。

単位型投信と異なり、運用期間が決まっていないものと、決まっている投信が存在し、前者であれば10年以上か実質無期限に渡り保有することも可能となる。また、単位型投信と異なり、資金が流入しやすい仕組みなのだが、投資信託は投資信託約款によって信託金の限度額が定められているため、限度額以上の資金は入らない(正確には約款を変更すれば追加は可能)

また、追加型投信には一定の範囲内であれば異なる投信に乗り換え(スイッチング)が可能な投信も存在する。例えば、海外株式に豪ドル建てで投資するタイプの投信から、同じ株式銘柄に英ポンド建て投資する投信にスイッチングできたりする。この場合、個人投資家としてはニュースで、とある国の政治情勢が不安だと知った場合や、他の通貨の同型の投信と比較して、明らかに自分の投信の成績が芳しくない場合などに、柔軟に動けるメリットがある。これも随時購入・換金ができる追加型だからこそできる技といえる。

現在は、この追加型投信が主流であり、証券会社・銀行等の販売会社で取り扱っている投信の大半が追加型となっている。個人投資家としては期間を分けて随時購入することで、基準価額を平均化して購入できるため追加型の方が利便性が高い。逆に単位型投信ではないか注意を払った方が良いぐらいだ。