終活の基礎知識やエンディングノートなど

エンディングノートの基本情報と自分史で何を注意すべきか?

終活を始めようかと考えた時に、まず思い浮かぶのが遺書やエンディングノートの作成だろう。遺書は公正証書にすれば書式は決まっているため問題はないが、エンディングノートは様々な書式があり、記入する項目も多岐に渡るため悩むこともあるだろう。その中で最初につまずきがちなのが、冒頭の基本情報と自分史ではないだろうか?

まず基本情報についてだが、氏名・住所等々は記入に困ることは無いであろうし、かかりつけの病院なども病名・既往歴などは随時更新する必要はあるだろうが、特段の問題は無いだろう。最初に考える必要があるのが、健康保険証・年金手帳・運転免許制の番号や保管場所を記入する項目だ。泥棒・来訪者を懸念する人やトラブル中の身内を抱えている人は、悪用される可能性があるため安易に記入しない方がいいかもしれない。

とはいえ、遺族は故人の保険証運転免許等の手続きをする必要があり、その際に保管場所が分からないと迷惑になる。そのため最低限の配慮をしつつ用心するなら保管場所は「○○ちゃんに伝えた」「大事な物を入れる場所」など、身内にしか分からないようにしてもいい。逆にエンディングノートを隠すという手もあるが、そうなるとエンディングノートを遺族が見る前に葬儀などを進めてしまう可能性がある。綿密に書いてエンディングノートを隠すなら、隠し場所を身内に必ず伝えておく必要がある。

エンディングノートの基本情報の箇所

次に自分史の部分だが、自分の名前の由来や学歴・職歴については筆が止まることは無いだろう。筆が止まるとすれば、思い出に残っていること・心に残っていること・悲しかったことではないだろうか。いきなり思い出に残っていることと聞かれても、どの思い出を選べばいいか普通は困惑する。それもエンディングノートの性質上、全ての項目に「人生で1番~」という冠が付くのだから、なおさらと言えよう。

そのため、どうしても書けないようであれば後回しにしてもいいだろう。他に葬儀・墓などの記入しておくと遺族が助かる項目があるためだ。どうしても空白が許せない性格なら、ノート全体の構成から何を書けばいいかを絞ってもいいだろう。例えば前のページが学歴・職歴の記入項目なら学歴・職歴の思い出を記述したり、前段が家族の名前や続柄なら家族のことを中心にして記述すれば整合性は取れる。

海洋での散骨の場所の可否

さらに自分史の部分には、幼少期・少年期・青年期・壮年期・中年期・高年期であったり、幼少期・10代・20代・30代などの区切りで、思い出を記入する場合がある。こちらも無理に記入する必要は無く、鉛筆で書こうと思った項目だけ羅列して放置しておいてもいい。自分1人で思い出そうとしても限界があり、同窓会などで同級生と再会した時に改めて思い出すこともあるためだ。

また、記述内容に重複が発生したりページ不足が発生したりすることもあるだろう。その度に名前・住所から他の項目まで書き直すのは面倒なため、加筆修正をするようなら自分史の思い出のパートだけ別冊にしてしまうのも手だ。パソコンで作成するなら、草稿から第一稿・第二稿・第三稿と進む過程を保存しつつ、推敲を繰り返して決定稿までいけば印刷するというのも良いだろう。

以上がエンディングノートの基本情報・自分史についてだが、その他に終活について不明点・疑問点が出てくることもあるだろう。インターネット・書籍等でも不足するようなら、終活セミナー等に参加して専門家や同じ境遇の人の話を聞いてみるのもいいだろう。