埋葬・墓(墓地)・仏壇の基礎知識や選び方・予算など

開眼供養と納骨でチェックすべきポイントと注意点とは!?

墓地の種類・場所が決まり、墓石の種類墓の外見墓石に刻む文字が固まり墓石の工事が開始されて完成すれば、いよいよ遺骨の納骨と開眼供養となる。開眼供養は新しく墓を建立したときだけに行う儀式のため、既存の墓に納骨するなら不要だ。

ただ、既存の墓に納骨する際にも地域差はあれど僧侶の読経などは必要とされている。具体的には納骨棺(カロート)を石材店に開けてもらい遺骨を納めたら、僧侶に読経をしてもらい焼香をあげて拝礼することになる。参列者は二親等ないしは三親等内で十分で、法要の後には会食したり引き出物を墓の建立者(施主)から参列者に渡すのが通例だ。

これが新しく墓を建立した際の開眼供養になると、仏に魂を入れる(ただの石の塊から墓になる)儀式が加わると考えればいいだろう。開眼供養のやり方は地域差はもちろん、墓地・宗派によっても異なる。細かい流れは寺院墓地なら住職、民営・公営墓地なら墓地管理者に聞いた方がいいだろう

開眼供養のイメージ

ただ、大まかには前述の納骨と同じく「献花→供え物→読経→焼香→礼拝」といった流れになる。そこに祭壇を準備して花を飾った後に墓石に白い布を被せて、それを建立者(施主)が取り除いてお披露目するといった儀礼が加わることもある。前述したように地域・宗派によって異なるため、祭壇ではなく塔婆を立てて供養するなど細かい違いや程度の差はある。

また、地域によっては供物は自分達の墓以外に、向こう3軒両隣の墓にも花・果物などをお供えすることもある。これは自分達の墓が、その墓地の仲間入りすることへの挨拶と考えられている。逆に祭壇なし・供物は花のみ・両隣への挨拶なし等のシンプルな形の開眼供養も増えている。

いずれにせよ共通するのは、開眼供養の際にはお布施が必要となる点だ。僧侶へのお布施は3~5万円程度だが、遠方から車で来たなら車代で別途1万円を渡すことになる。石材店・墓地管理者が同席して納骨棺に遺骨を納めるため、石材店・墓地管理者にも「志」として1~2万円程度を包む必要がある。

さらに開眼供養の後には会食をするのが一般的で、墓地の近くの料理店・レストランを人数分だけ予約と注文をする必要がある。会食に代わり弁当(仕出し弁当)で済ますパターンもある。その際の手土産の引き出物から、僧侶が欠席する場合の御膳料(1万円)も準備していれば完璧だろう。

埋葬許可証の例イメージ

開眼供養の準備と共に忘れてはならないのが、埋葬許可証と墓地使用許可証(永代使用許可証)だ。特に埋葬許可証は死亡届から変化して取得することになるが、命日から埋葬までに日数が経過し過ぎて紛失しないように注意が必要だ。

ちなみに開眼供養が終われば、その後の墓は日々の手入れが必要となる。さすがに毎日とはいかなくとも、少なくとも数ヶ月に1回は掃除はしておきたいところだ。特に季節の変わり目には雑草が生えたり落ち葉があったり、湿気が多い時期には苔が生える可能性もある。鳥のフンや線香のシミが墓石に付いていることもあるため、雑巾やブラシやホウキで掃除するといいだろう。その際には墓石専用の洗剤を利用するのも良いが、普通の洗剤や歯磨き粉などでも十分に事足りる。

以上が開眼供養と納骨についてだが、その他に墓・墓地について不明点・疑問点が出てくることもあるだろう。ネット・書籍などで情報収集しても腑に落ちないなら、お墓のセミナーや見学会などに参加してみるのもいいだろう。