埋葬・墓(墓地)・仏壇の基礎知識や選び方・予算など

自分の好きな著名人・有名人と同じ墓地にするのも1つの手!?

自分自身が年齢を重ねてきたり、両親が死亡すると気になるのが墓・墓地についてだろう。墓地は経営・運営主体によって「公営墓地」「民営墓地」「寺院墓地」の3つに大別できるが、その中でも公営墓地は費用が安いというメリットだけがクローズアップされるが、公営墓地には著名人・有名人が眠っていることでも知られる。

あくまで最終的な判断は諸条件を加味して決めるべきだが、どうにも決め手に欠ける場合には、自分の好きな著名人・有名人と同じ墓地を選ぶという手もある。もちろん、その著名人に心酔とまではいなくとも、著作物等を読んで感銘を受けた程度でも悪くはないだろう。

まず都立霊園の中でも永代使用料が高額で知られる青山霊園だが、青山霊園には数多くの有名人・著名人が眠っている。元首相だった政治家から作家・歌人なども多く、数え上げればきりが無い。

青山霊園の桜並木と眠っている著名人・有名人(大久保利通・志賀直哉・乃木稀典など)

例えば政治家であれば、維新の三傑(明治維新の三傑)であった大久保利通を始め、元首相の池田勇人・犬養毅・加藤貴明・山本権兵衛・吉田茂等々の著名人が挙げられる。作家・歌人であれば志賀直哉・国木田独歩・斎藤茂吉等々、医学薬学であれば北里柴三郎・高峰譲吉等々が挙げられる。

青山霊園以外の都立霊園であれば、雑司ヶ谷霊園に夏目漱石・泉鏡花・小泉八雲といった作家が眠っており、染井霊園には岡倉天心(美術家)・幣原喜重郎(元首相)、谷中霊園には渋沢栄一(実業家)・横山大観(日本画家)等々が眠っている。

都立霊園に眠る著名人・有名人一覧

他方で東京以外の都市に目を向けると、公営墓地に眠る著名人・有名人は減り、特定の寺院墓地に眠っているケースが増える。公営墓地ではなく寺院墓地となると、抽選で誰でも入れるということはなく、その寺院の檀家としてお布施をする必要がある。さらに費用面でも一般的に公営墓地よりも高額となるため、墓地を取得するハードルは高くなる。また、そもそも墓地の新規取得者を募集していないことが多い点にも注意が必要だ。

その中でも大阪に目を向けると、大阪市設南霊園には大阪の発展に寄与した著名人の多くが眠っているようだ。渋沢栄一と共に紡績業を広めた東洋紡績(設立当初は大阪紡績)の元社長の山邊丈夫、大阪毎日新聞の元社長の奥村信太郎、大阪ガスの元社長の片岡直方などが実業家では挙げられる。その他に、阪田三吉(将棋棋士)が眠る服部霊園、横山やすし氏(漫才師)が眠る南大阪霊園などもタイミング次第では新規募集をしているようだ。関西圏で著名人と同じ墓地で探しているなら、これらも有力候補になるかもしれない。

以上が著名人・有名人と墓地についてだが、その他に墓・墓地について不明点・疑問点が出てくることもあるだろう。ネット・書籍などで情報収集しても腑に落ちないなら、お墓のセミナーや見学会などに参加してみるのもいいだろう。