AIU保険 海外旅行保険/ 海外旅行保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

AIU保険 海外旅行保険
オススメ度:
4
保険会社:
AIU保険
名称:
海外旅行保険
傷害死亡:
1,000万円
携行品損害:
20万円
オリコン:
6位(71.2点) / 10社中
特徴:
AIUのグローバルなネットワークが、お客様の海外旅行を支えます。

AIU保険 海外旅行保険は補償内容もカスタマイズでの保険料節約でも優秀!

※AIU保険はAIG損保になりました。AIG損保は海外旅行保険を販売しています。
AIU保険は、アメリカの保険グループAIGのグループ企業で、海外旅行保険・自動車保険・火災保険を中心に展開している。同じAIGグループにはアメリカンホーム・富士火災・ジェイアイ傷害がある。以下、概要を記載し他社の海外旅行保険と比較する。

AIU保険 海外旅行保険の補償内容・選択プランと保険料

まず保険料だが、他社(主にネット系損保)とは異なり、地域ごとにリスク細分化して保険料に差をつけてはいない。日数・保険金額・オプションの有無で保険料が決定されるベーシックな形式をとっている。(保険料比較は後述の図を参照)

さて補償内容だが、他社では数少ない出発前の持病についての補償がある。持病が海外旅行中に悪化して、応急治療が必要となった際に300万円まで保険金が支払われる。海外旅行では食事も楽しみの1であり食べ過ぎ・飲みすぎてしまうこともあろう。この補償あれば、持病がある人でも一定の安心感がある。また、選択できるプランは他社より多い1つ多い4プラン(N11・N12・N13・N14)が用意されている。最安値のN14からN13に格上げするだけで治療・救援費用が無制限になるため、保険料を抑えながらの一定の補償を確保するならN13が狙い目といえる。さらに保険料を削減するなら、フリープランを利用するのも手だ。例えば、傷害死亡・傷害後遺障害だけに絞ると保険料は500円まで削れる。さらには、携行品損害・航空機遅延費用・航空機預託手荷物遅延などの利用頻度の高い補償に絞れば、保険料は1650円まで削れる(ただし傷害死亡は付帯が必須)。補償内容・補償の柔軟性からいえば、完璧に近い内容といえる。

次に、下図では各社の海外旅行保険を、補償内容(傷害死亡・治療費/救援者費用・携行品損害・航空機預託手荷物遅延費用・航空機遅延費用など)の有無と保険金の上限で比較した。顧客満足度ではオリコンの海外旅行保険総合ランキングで比較した(他社は契約数だけが基準で格付けされているため参考外)

保険料の比較では、代表例として「海外旅行で行きたい国」「今年行った海外渡航先」などで常に上位にあるハワイ・イタリア・アメリカ・メキシコに5日間行った際の保険料を比較した。※は選択可能な補償

名称 三井住友
@とらべる
ジェイアイ
たびほ
損ジャ
オフ
HS損保
スマートU
AIU
旅行保険
au損保
あ・う・て
東京海上
旅行保険
エース
旅行保険
あいおい
eとらべる
傷害死亡
後遺障害
1,000万 1,000万 1,000万※ 1,000万 1,000万※ 500万 1,000万 1,000万 1,500万
治療/救援 1,000万 1,000万 1,000万※ 1,000万 2,000万※ 1,500万 3,000万 無制限 5,000万
疾病死亡 1,000万 1,000万 1,000万※ 1,000万 1,000万※ 500万円 1,000万 500万円 1,000万
個人賠償 1億 1億 1億※ 1億 1億※ 1億 1億 1億 3,000万
携行品損害 30万 30万 30万※ 30万 20万※ 30万円 10万円 10万円 40万円
航空機
手荷物
10万 1万 10万※ 10万 10万※ 10万 10万 (5万) 10万
航空機
遅延
- 1万※ 2万※ 3万※ 2万※ - 10万 (5万) -
オリコン 2位 3位 1位 8位 6位 ランク外 9位 7位 5位
ハワイ \2,140 \2,210 \2,360 \2,050 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \2,760
イタリア \2,140 \2,210 \2,360 \2,260 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \2,760
アメリカ \2,140 \2,210 \2,360 \2,050 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \2,760
メキシコ \2,760 \2,560 \2,650 \2,260 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \3,590
海外旅行保険の比較表(三井住友@トラベル・ジェイアイ・損保ジャパン・HS損保・AIU・au損保・東京海上・エース・あいおい)

上図で真ん中のAIU保険の海外旅行保険だが、N14プランの場合には各種保険金額では他社比較して目立つ点はない。ノーマルプランの場合には、海外旅行出発前の持病が補償されるとはいえ、補償内容に対して保険料の高さだけが目立ってしまう。ただし、前述したように治療・救援者費用は数百円の増額で無制限に拡充でき、逆に補償を削ることで大きく削っていくことも可能だ。つまりは、N13プランを選択して充実した補償内容を確保するか、物の補償だけに集中してプランを組んで保険料を大きく下げることもできる。最安1,000円の保険料は驚異的だ。比較する表では現れない特異性と柔軟性があるといえよう。

その一方、オリコンの評価は6位と低評価だ。保険料の高さのわりには補償がイマイチだったという可能性もあるが、そもそも保険料が高いから満足度は低いとも考えられる。各種クチコミサイトでは、窓口の対応の悪さ、現地でのサポートと帰国後のサポートの齟齬などが挙げられている。とはいえ、総じて好評価でもあり(保険料が高めでサポートが悪ければ死活問題)自分に当たる担当者次第ともいえる。

結論としては、補償内容・補償の選択の柔軟性からオススメできる。一見した保険料の割高感も自分好みのカスタマイズで自由自在で保険料が下げられるため、特に問題にはならない。まずは第一に検討すべき海外旅行保険といって差し支えはないだろう。ただし、ノーマルプランでは他社より保険料が高いのは事実のため、N13プランにするかカスタイマイズできるフリープランを利用するのが大前提となる。また、持病持ちの人は保険料に釣られて他社の海外旅行に即加入せず、忘れずにAIUを検討したい。外資であるAIUの方がアメリカを始め海外ではキャッシュレスで診察が受けられる病院が多いのもポイントだ。