ウィンライフ（旧グラフィス）山岳保険/ 登山・山岳保険の保険料・補償内容・保険金を評価 レビュー

オススメ度：

2

保険会社：

ウィンライフ※旧グラフィス（損保ジャパン）

名称：

山岳保険

補償範囲：

山岳登坂・登山・ハイキング

救援費用：

-

遭難捜索：

50万円

特徴：

山岳登坂などの危険度の高い活動をされる方を対象にした保険

ウィンライフ 山岳保険は他社比較して微妙だが海外も補償される点は注目か！

ウィンライフは保険代理店でグラフィスから山岳保険・ハイキング保険を引き継いで募集している。以前と同様に保険の引き受けは損保ジャパンとなっている。今回は同社のハイキング保険ではなく、同社の山岳保険の概要を記載し、同社のハイキング保険を含み他社の山岳保険（登山・ハイキングのみ補償する保険含む）と補償内容・保険料等で比較する。

まず補償は登山・ハイキングだけでなく登山登坂での事故も対象で、他社と異なり海外での登坂も対象となる点は評価できる。

補償内容では死亡保険金・入院日額が付帯し、手術となれば入院日額の10倍が受け取れるが、通院日額は付帯していない。さらに個人賠償責任・携行品損害等も付帯していない。山岳保険では必須の捜索・救援費用は付帯しているが50万円と極めて少額であり物足りないだけでなく不足感が否めない。保険料は就業中の補償を含むか否かで分かれ、専業主婦・年金受給者は24時間補償プランになり保険料が900円ほど上乗せされる点は覚えておきたい。

下図では各社の山岳保険（レジャー保険）を補償範囲が本格的な山岳か登山（+ハイキング）かを確認し、さらに死亡保険金・入院日額・通院日額・個人賠償責任・携行品損害の上限額を比較した。さらに山岳保険で最も重視すべき救援者費用・遭難捜索費用の有無と保険金上限も併せて記述した。保険料面では、基本的には各社の最もスタンダードなプランとし、必ず救援者費用か遭難捜索費用が付帯したプランを採用した。そのうえで保険料を日額・月額・年額に分けて比較した。

上図で左から４番目のウィンライフ 山岳保険だが、死亡保険金は最低限の額は確保され、入院日額は他社と同等程度となっている。ただ、前述した通り個人賠償・携行品損害は付帯せず、救援者費用も別途設けられていない。さらに遭難捜索費用は50万円で、他社が総じて100万以上であり、捜索費用では100万円以上を要するケースも散見されることから、50万円では物足りないと言わざるを得ない。

保険料は年間で8,300円で他社と比較すると高額だ。さらに、同じ山岳保険の中で比較してもモンベルと同額でありながら、補償内容（保険金上限）が劣るため保険料は割高と考えていいだろう。

結論としては保険料面が割高なためオススメできそうにない。ただし、捜索遭難費用はモンベル・JRO・レスキュー保険は国内のみを対象としているのに対して、ウィンライフは海外も対象としている。その一点で検討する余地はあるだろう。そうでないなら、遭難捜索だけ付帯したい場合はJRO、ケガなども補償したいならモンベル、登山・ハイキングレベルならYahooやドコモあたりを検討するのが妥当だろう。

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