日本興亜 ゴルファー保険/ ゴルフ保険(ゴルファー保険)の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

日本興亜 ゴルファー保険
オススメ度:
2
保険会社:
日本興亜損保
名称:
ゴルファー保険
保険期間:
1年
ホールインワン:
20万円~
個人賠償:
1億or2億円
特徴:
果敢に攻める、保険で守る

日本興亜 ゴルファー保険は他社と比較してバランスはとれている!?

日本興亜 ゴルファー保険は、日本興亜損害保険は、2014年9月1日に「損害保険ジャパン日本興亜」となるため、それに際して各保険の統廃合される点で注意を要する。以下、同社のゴルフ保険の概要を記載し、他社のゴルフ保険と補償内容・保険料などで比較する。

日本興亜 ゴルファー保険の保険料・保険金・補償内容・サービスなど

まず保険期間だが、基本は1年契約であり数日・一週間という短期間の契約はできない。

次に補償内容だが、他社のゴルファー保険と同様に第三者に対する賠償責任の補償、自分自身のケガに対する補償、ゴルフ用品の損害に対する補償、ホールインワン達成時の補償などが付帯している。自分自身のケガについては、死亡保険金・入院保険金・通院保険金が受け取れる。入院保険金は傷害保険金(死亡保険金)の0.15%分を入院日数に応じて受け取れ、通院時は0.1%分となる。保険料は各保険金の上限が異なる3つのプラン(GAA・GAB・GAC)で差がある。個人賠償の額を考慮すれば、プランは年額4,000円のGACプランで十分だろう(保険料の他社比較は後述)

下図では各社のゴルフ保険を保険期間を始め、死亡保険金・入院日額・通院日額・個人賠償補償の上限額で比較し、さらにホールインワン・アルバトロス達成時とゴルフ用品の損害補償の保険金、個人賠償・死亡保険金・入院日額・通院日額の上限額を比較した。さらに個人賠償発生時に示談交渉を保険会社が代行してくれる示談サービスが付帯しているかも併せて記述した。

保険料面では、各社のプランで最もスタンダードなものを採用し、個人賠償責任補償は5,000万円とした。また、保険会社によって保険期間が異なるため、1日・1週間・1年で期間別に保険料を記載して比較した。

名称 あいおい
ニッセイ
損保
ジャパン
東京海上 日本興亜 au損保 三井住友 セゾン ドコモ アメホ
バーディー
保険期間 1年 1~3年 1年 1年 日帰り
1~3泊
1週間
1年
1ヶ月 1泊 1年間
死亡保険 260万 855万 500万 455万 100万 280万 200万 600万 90万~
入院日額 3,900円 12,825円 3,000円 6,825円 5,000円 4,200円 3,000円 9,000円 1,350円
通院日額 2,600円 8,550円 1,000円 4,550円 1,500円 2,800円 2,000円 6,000円 900円
ホールインワン 20万 21万 20万 10万 30万 10万 10万 30万 14万
ゴルフ用品 20万 30万 10万 20万 20万 10万 15万 15万 10万
個人賠償 5000万~ 3000万~ 1億 1or2億 3000万~ 5000万~ 5000万~ 3000万~ 5000万~
示談 - - - - - - - -
保険料
(1日)
- - - - 302円~ - - 300円~ -
保険料
(1週)
- - - - 750円~ 1,000円 300円※ - -
保険料
(1年)
5,000円 7,000円 5,000円 4,000円 - 3,000円 3,600円 - 3,890円
ゴルフ保険の比較表(あいおいニッセイ同和・損保ジャパン・東京海上・日本興亜・au損保・三井住友海上・au損保・セゾン・ドコモ・アメリカンホーム ナイスバーディー)

上図で左から4番目の日本興亜だが、前述した4,000円のGACプランの補償内容で他社と比較している。まず死亡保険金は損保ジャパン・東京海上には劣るが、かなり優秀な金額で、その金額によって金額が変動する入通院日額も他社よりは総じて高い額となっている。その一方、ホールインワン・アルバトロス補償やゴルフ用品の損傷時の保険金の上限は他社と同等に留まる。また、個人賠償はGACプランでは1億円だが、GAAプランに引き上げれば2億円まで拡充できる。ただ、他社には上限を無制限にする保険会社もあるため、特に賠償額の上限が高いわけではない。

保険料だが、1年契約で4,000円で他社と比べると若干安い。ホールインワン・ゴルフ用品の保険金額こそ他社と同等だが、入通院日額が他社より高く個人賠償の額も1億円という点を考えれば保険料は割安だ。

結論としては、相応の補償を求めつつも保険料は他社より安めで、バランスがとれている点で悪くない。とはいえ補償といえどケガに纏わる内容であり、ホールインワン・ゴルフ用品に重点を置くなら他の保険の方がベターということになる。また、東京海上なら示談交渉サービスが付帯しており、ゴルフ中に他人をケガを負わせた時のことを最も懸念するなら、東京海上を選択した方がいいだろう。