アメリカンホーム 人生よろこんで 長期補償傷害保険/ 葬式保険・葬儀保険の保険料・補償内容・保険金を評価 レビュー

アメリカンホーム 人生よろこんで 長期補償傷害保険
オススメ度:
1
保険会社:
アメリカンホームダイレクト
名称:
人生よろこんで 長期補償傷害保険
加入年齢:
50~80歳
更新年齢:
90歳まで
死亡保険金:
30~100万円
特徴:
葬祭費用や不慮の事故で亡くなられた場合等を補償します

アメリカンホーム 人生よろこんでは評価できる点もあるのだが!?

※アメリカンホーム保険は新規の保険の募集を停止しています
アメリカンホームは外資系の損保会社で自動車保険火災保険こども総合保険などの他に、この葬式・葬儀保険「これからだ 長期補償傷害保険」を販売している。以下、同社の葬式・葬儀保険の概要を記載し、他社の葬式保険・葬儀保険と補償内容・保険料等で比較する。

アメリカンホーム 人生よろこんで 長期補償傷害保険の保険料・保険金・補償内容・サービスなど

まずアメホには、この「人生よろこんで」とは別に「これからだ」もある。前者は受け取る保険金は一定だが、年齢に応じて支払う保険料は上昇していく。その一方で後者は支払う保険料は一定だが、保険の契約期間は10年と限定され、保険契約から1~4年の間に病気で死亡すれば保険金が減額される。病気とケガの死亡で差異があるのは「人生よろこんで」も同様で、契約から1~2年の間に病気で死亡すれば支払った保険料分が保険金を受け取ることになり保険としての意味が無くなる。メリットとデメリットが混在するが、基本的には希望する保険金を受け取れる「人生よろこんで」の方が、葬儀・葬式費用に備えるという大目的から考えれば妥当だと考えられる。

補償内容は他社の葬式・葬儀保険と同じく死亡保険金が付帯する他、満期返戻金(5万円だが)がある点は評価できる。その一方で「これからだ」とは異なり、ケガによる治療費の実費・入院費の補償や、第三者への損害を補償する個人賠償補償・救援者費用は含まれていない点に注意したい。

下図では各社の葬式保険・葬儀保険・葬祭保険を、加入(契約)が可能な年齢・更新可能な上限の年齢・死亡保険金・保障の開始日・医師の診査が必要か否かで比較した。さらに特にメリットがある項目があれば、併せて記載した。保険料面では、葬儀費用の平均である200万円を保険金とするプランを用いて比較したが、200万円に満たない場合は最高額のプランを用いた。その上で男性で60歳・70歳・80歳の場合の年払いの保険料で比較した。

名称 アメホ
これからだ
アメホ
人生
SBI
安心世代
メモリード
ライフ
NP
葬祭費用
エスシー
エンディング
フローラル
共済
ベル
少額短期
イオン
葬祭保険
加入年齢 50~80歳 50~80歳 20~79歳 20~80歳 15~79歳 50~74歳 40~75歳 15~80歳 55~79歳
更新年齢 90歳 90歳 90歳 99歳 99歳 92歳 99歳 99歳 89歳
死亡
保険金
11~59万 30~100万 100~300万 10~300万 30~90万 30~200万 30~300万 50~300万 20~100万
保障開始 口座振替時 口座振替時 翌月1日 告知日 翌月1日 振込日 口座振替日 翌月
医師診査 - - - - - - - -
その他 個人賠償
満期返戻金
ケガの補償
満期返戻金 聖路加 - クラブオフ 生前予約 - - ひったくり
白内障
保険料
(60歳)
33,600円 46,884円 41,180円 35,340円 20,100円 42,240円 48,510円 48,000円 24,560円
保険料
(70歳)
33,600円 63,204円 84,480円 77,820円 35,100円 96,840円 90,090円 72,000円 39,220円
保険料
(80歳)
33,600円 137,736円 209,900円 184,920円 - 175,560円 173,250円 120,000円 64,460円※
葬式・葬儀保険の比較表(アメリカンホーム これからだ・アメホ 人生・SBI安心世代・メリードライフ・NP葬祭費用・エスシーエンディング・フローラル共済・ベル少額短期・イオン 葬祭保険)

上図で左から2番目の「アメホ 人生これからだ」だが、保険金を上限の100万円に設定したプランで他社と比較している。まず加入年齢は50~80歳で他社と同等だが、契約更新な上限年齢は他社より低い90歳となっている点に注意したい。また、保険金の上限も100万円であり、葬式・葬儀費用の備えとしてはギリギリか若干不足する(香典次第では)可能性もある。その他、同じアメホでも第三者へ損害(自転車事故など)をカバーする個人賠償責任補償は付帯しないが、満期返戻金がある点では他社より秀でている。

保険料は一見すると他社と同等程度に見えるが、保険金がほぼ同額のNP少額短期などと比較すれば、保険料は明らかに高い。保険会社によっては200万円に設定した保険と同額の保険料であり、保険料面でのメリットは乏しいといえる。

結論としては、付帯するサービス・特典で評価できる点もあるのだが、かなり保険料が他社より高いためオススメはし難い。これで「これからだ」のようにケガによる治療費・入院費が付帯するようなら検討の余地も出てくるが、死亡保険金だけとなると保険料の高さが如実に目立つ。これなら他社の保険料の安い保険を検討した方が賢明だろう。