損保ジャパン ドライバー保険/ 短期の自動車保険・ドライバー保険の保険料・保険金・補償内容を評価 レビュー

損保ジャパン ドライバー保険
オススメ度:
2
保険会社:
損保ジャパン
名称:
ドライバー保険
保険期間:
1年
基本補償:
対人・対物・人身傷害・自損
年齢区分:
21歳以上 or 未満
特徴:
自動車をお持ちでない方や自動車を借りて運転される方に最適

損保ジャパン ドライバー保険は補償内容は厚めだが果たして?

損保ジャパンには他社同様に、自動車保険とは別に自分の自動車を保有していない人向けにドライバー保険が用意されている。以下、同社のドライバー保険の概要を記載し、他社のドライバー保険と補償・保険料等で比較する。

損保ジャパン ドライバー保険の年齢別の保険料・給付金・保険金及び補償内容

まず補償内容だが、他社のドライバー保険と同様に他人から借りた自動車・バイク・自家用のトラック(軽トラなど)が事故に遭った場合に補償が受けられる。基本補償には対人賠償責任・対物賠償責任で他人・物に対しての補償があり、人身傷害保険で自分に対しての補償が受けられる。ドライバー保険のみならず自動車保険でもそうだが、自動車に相乗りしている搭乗者向けの補償である搭乗者傷害特約はオプションとなっている。

次に保険料と年齢だが、こちらも他社同様に21歳以上と21歳未満に分けられ、各々保険料が設定されている。そのうえでベーシックな基本プランとオプション選択プランで等級毎に保険料が設定される。6等級で基本プランの場合は21歳以上で30,970円、オプションプランで34,170円となる。1年契約のため数日・数週間だけの契約となると途中解約となり、その分だけ保険料は安くはなるが、その額は微々たるものになるため、他の保険を検討した方がベターだ(保険料比較は後述)

次に、下図では各社のドライバー保険・短期自動車保険(1日単位の契約)を、対人補償・対物賠償・人身傷害・搭乗者傷害・自損事故などの補償が基本補償か否かを比較した。

さらに、保険料を21歳未満・21歳以上で等級が6等級の場合で比較し、併せて保険期間・支払い方法も比較した。保険を必要とする期間が数日であるなら、その条件に合致した保険を選択する必要があり、支払い方法が簡便な方が突発的に運転することになった場合に有益だからだ。

名称 東京海上
ちょいのり
損保ジャパン
ドライバー保険
あいおい
ドライバー保険
三井ダイレクト
ドライバー保険
ドコモ
1日自動車
日本興亜
ドライバー保険
共栄火災
ドライバー保険
対人賠償 ○※ ○※
対物賠償 ○※ ○※
人身傷害 - オプション オプション - - -
搭乗者傷害 オプション オプション オプション オプション -
自損事故 ○※ オプション ○※
個人賠償 - オプション - - - - -
保険期間 1日~ 1年 1年 1年 1日~ 1年 -
支払い方法 携帯料金 口座振替
カード
口座振替
カード
口座振替
カード
携帯料金 口座振替
カード
口座振替
保険料
(21歳未満)
\500
~\1000
\55,280 \47,390 \39,270 \500
~\1000
保険料
(21歳以上)
\500
~\1000
\30,970 \25,800 \21,860 \500
~\1000
短期自動車保険・ドライバー保険の比較表(東京海上ちょいのり・損保ジャパン・あいおい・三井ダイレクト・ドコモ・日本興亜・共栄火災)

上図で左から2番目の損保ジャパンのドライバー保険だが、補償面では人身傷害保険が基本補償に含まれている点で他社とは異なる。これで事故を起こしても相手方への補償だけでなく、ドライバーである自分のケガに対しても一定の補償が受けられる。さらに、個人賠償責任特約がオプションで選べるのは同社だけとなっている。他の保険に加入しているなら、そちらに付帯する手もあろうが、ドライバー保険以外には保険を考えていない場合には貴重な選択肢となりうる。総じて、補償の範囲は厚めといっていい。

その一方で、補償からすれば当然であるが、保険料は他社比較して高額な部類に入る。1年契約のため東京海上などと比較するのは無意味だが、それ以外の1年契約のドライバー保険と比較しても高額だ。保険料面では物足りない印象だ。

結論としては、補償内容からすれば悪くはない保険といえそうだ。オプションを駆使すれば補償を網羅することが可能だ。その反面、自在性では他社には劣り、対物補償を削減するなどのカスタイマイズを試みるなら他社の保険の方が使い勝手がいい。また、1年契約のため数日~数週間のみ必要な場合も、東京海上やドコモの保険を選んだ方が保険料が削減できる。その意味では豊富な補償を受けたいという目的以外では、出番が少ない保険ともいえるだろう。