JA共済 クルマスター+歩行中自動車事故傷害保障/ 自動車保険に自転車特約を付帯した際の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

JA共済 クルマスター
オススメ度:
1
保険会社:
JA共済
名称:
クルマスター+歩行中自動車事故傷害保障
個人賠償:
-
示談交渉:
なし
オリコン:
対象外 / 18社中
特徴:
安心の充実保障と頼れるサービスが、納得の共済掛金で

JA共済 クルマスターには個人賠償特約が無く自転車事故の備えには不十分!?

JA共済は、JA(農協)の中で各種共済(保険)分野を担っている。千円~1万円程度の出資金を預けて組合員となれば誰でも利用できる。今回はJA共済クルマスターに自転車事故に備えるための特約を付帯した場合の、補償内容・保険金・保険料などを記載し他社と比較する。

JA共済クルマスターの自転車向け特約(歩行中自動車事故傷害保障など)の概要・補償内容・保険金額・保険料など

まず選択するプランだが、JA共済には自転車向け特約が存在せず、人身傷害保険と歩行中自動車事故傷害保障特約で対応することになる。この特約では歩行中か自転車の運転中に自動車と接触し、自転車側がケガをすれば保険金が受け取れる。死亡保険金が一律300万、さらにケガの程度によって保険金を受け取れる。ただし、自転車・自動車の事故は補償の対象だが、自転車・人の事故や自転車・物の事故は補償外となる点に注意したい。

次に自転車事故の加害者となった場合の補償だが、同じ共済の全労済や保険会社と異なり、JA共済には個人賠償責任補償が存在しない。弁護士費用特約などは存在するが、個人賠償責任補償が無い以上は自転車事故の補償には不十分といえる。

次に、下図では各社の自動車保険に自転車事故に備える特約を付帯した場合を比較した。補償内容では補償対象(個人か家族か)・死亡保険金・入院時の一時金及び入院日額・個人賠償補償の上限額を比較した。さらに保険会社の示談交渉サービスと弁護士費用特約の有無を比較した。顧客満足度ではオリコンの自動車保険総合ランキング、国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度で比較した。

保険料面では30・40・50歳の代表的な保険料をシミュレーション比較した。その際の条件は、個人賠償責任補償・弁護士費用を付帯し、さらに国土交通省の自動車輸送統計調査を元に年間平均走行距離を約9,000キロとした。さらに自動車販売協会連合会の新車販売販売台数ランキングで長らく1,2位にいるトヨタのプリウスの新車を採用し、東京在住のゴールド免許として車両保険搭乗者保険は無しとした。

名称 ソニー損保 アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ イーデザイン
損保
セゾン
おとなの
自動車保険
SBI損保 全労済 JA共済
補償対象 個人/家族 家族 家族 家族 家族 個人/家族 個人/家族 個人/家族 個人/家族
死亡保険金 500万~ 3,000万~ 3,000万~ 246万 5,000万~ 500万 1,000万 3,000万 300万
入院一時金 - 10万 - - - 10万 - 500万※ -
入院日額
通院日額
5,000円
1,500円
ケガ次第 5,000円
1,000円
2,500円
1,500円
ケガ次第 5,000円
-
ケガ次第 ケガ次第 ケガ次第
個人賠償 5,000万 3,000万 - 3000万~ - 無制限 1億 5,000万 -
弁護士費用
示談交渉 - - - - - -
オリコン 3位 8位 2位 4位 1位 6位 5位 対象外 対象外
JDパワー 9位 16位 10位 14位 2位 12位 15位 対象外 対象外
30歳 \56,230 \38,970 \50,240 \50,290 \36,910 \48,730 \34,640 \76,640 \58,100
40歳 \56,760 \39,610 \47,490 \51,960 \37,950 \39,480 \34,620 \73,140 \53,550
50歳 \57,400 \41,320 \48,540 \51,990 \37,950 \37,110 \36,260 \73,140 \53,550
自動車保険に自転車特約の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒネ・イーデザイン損保・セゾンおとなの自動車保険・SBI損保・全労済・JA共済)

上図で1番右のJA共済だが、前述した歩行中自動車事故傷害保障特約を付帯した場合で他社比較している。補償内容では死亡保険金は他社より低めだが、これは前述の特約の金額であり、人身傷害保険の金額であれば他社と同等(上図の保険金が数百万の保険も同様)となる。それ以外では一時金・入通院日額が存在せずケガ次第(実損補償)で他社より秀でたメリットはない。さらに個人賠償が付帯できず、示談交渉サービスも付帯していない。

保険料を他社と比較すると、全労済に次いで高額だ。ネット系損保との差は最大2万円近くあり、保険料面でのメリットは見受けられない。さらに補償内容が物足りないとなると保険料は割高といえる。

結論としては、自転車事故に備えるにはオススメしない保険だ。自転車事故に備えるには補償内容が不十分であり、かつ保険料が割高なためだ。自転車事故、特に高額賠償に備えるなら自動車保険ごと他社に乗り換えるか、単体の自転車保険、ないしは他の火災保険などに個人賠償特約を付帯するしかない。