エアーリンク 自転車の責任保険(交通事故傷害保険)/ 自転車保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

エアーリンク 自転車の責任保険(交通事故傷害保険)
オススメ度:
0
保険会社:
エアーリンク(エース損保)
名称:
自転車の責任保険(交通事故傷害保険)
補償範囲:
交通事故
賠償責任:
最大1億円
示談交渉:
アリ
特徴:
ひと月にすれば300円で1億円の賠償責任補償

エアーリンク 自転車の責任保険は保険料を抑えつつ一定の補償がある!

※エアーリンクはDeNAトラベルになりました(DeNAトラベルの自転車保険をご参照)
エアーリンクは保険会社ではなく保険代理店に過ぎず、この自転車保険では保険を引き受けるのはエース損保となる。エアーリンク自体はディーエヌエー(DeNA)の100%子会社で、保険代理業以外にも旅行代理業を手がけている。以下、同社の自転車保険の概要を記載し他社比較する。

エアーリンク 自転車の責任保険(交通事故傷害保険)の保険料・保険金・補償内容・サービスなど

まず補償範囲だが、名称に自転車という冠が付いているものの、自転車事故に限らず交通事故全般がカバーされる。他社同様に交通事故でケガ、他人にケガを負わせて賠償責任が発生した場合などに保険金が受け取れる。

注意すべきは、他社と異なり補償対象によって受けられる補償に差異がある点だ。例えば、ケガの場合は契約者本人がケガをした場合に限られ、家族がケガをした場合には保険金は受け取れない。その逆に他人にケガをさせた場合は、契約者以外でも家族が加害者となっても保険金は受け取れる。家族のケガをカバーするには他の保険が必要だ。また、家族とは契約者と同一生計である必要があり、自分の子供であっても別生計(既に独立)だと家族には含まれない点は押さえておきたい。

下図では各社の自転車保険を、補償内容は補償範囲・補償対象に加え、個人賠償・死亡保険金・入院日額・通院日額の上限額を比較した。さらに自転車保険を単体で契約する場合には、自動車保険に個人賠償責任補償特約を付帯する場合と異なり示談サービスの有無が、いざという時に肝要なため併せて記述した。

保険料面では、各社が設けるプランの中で最もスタンダードなものを採用し、家族型ではなく一般的に保険料が安価な個人型の金額を、月払い・年払いの金額で比較した。

名称 au
交通事故
au
バイクル
セブン
自転車
三井住友
サイクル
エアーリンク
自転車
イオン
自転車
ジャパン
少額短期
ちゃりぽ
あいおい
タフ
チューリッヒ
傷害Lite
補償範囲 交通事故 交通事故 交通事故 交通事故 交通事故 自転車 自転車 交通事故 交通事故
補償対象 本人/家族 本人/家族 本人/家族 本人/家族他 本人 本人 本人 本人/家族 本人/家族
個人賠償 1億 1億 1億 1億 1億 1,000万 1,000万 1億 5,000万
死亡
保険金
400万 400万
(800万)
400万 500万 305万 - 300万 300万 500万
(3,000万)
入院日額 6,000円 6,000円
(12,000円)
6,000円 2,000円 3,000円 4,000円 6,000円 3,000円 5,000円
通院日額 1,000円 1,000円
(2,000円)
- 1,000円 - - - 3,000円 (1,500円)
示談 - - - - -
保険料
(月額)
460円 580円 350円 450円 300円 295円 240円 660円 570円
保険料
(年額)
5,520円 6,910円 4,160円 5,120円 3,600円 3,550円 2,900円 7,550円 6,880円
(1,340円)
自転車保険の比較表(au・セブン・三井住友・エアーリンク・イオン・ちゃりぽ・エース・JCA)

上図で真ん中のエアーリンクの自転車保険だが、保険金の上限額では個人賠償が1億だが、死亡保険金は他社よりも低め、入院日額も他社の最大半額、通院日額に至っては存在しない。保険金面では決して優秀とは言い難い。重ねてになるが、ケガについては契約者のみが対象となる点も注意したい。

保険料だが、月額300円・年額3,600円で他社比較すると安価な部類に入る。このエアーリンクより保険料が安い保険だとイオン・ジャパン少額短期が挙げられるが、これらは個人賠償が1,000万円と少額で、さらに示談交渉サービスも存在しない。さらに前述の2社は自転車事故に限っているのに対して、エアーリンクは交通事故全般をカバーする。補償内容との兼ね合いを考えれば、エアーリンクの方が優秀といえる。

結論としては、保険料を抑えつつ一定の補償を求めているならオススメできそうだ。高額賠償では1億円手前の賠償額になるケースがある。それを考慮すれば個人賠償は1億円なければ万全とはいえない。その点、この保険は個人賠償が1億円が上限で、その中では最も保険料が安い。そのため自分のケガではなく、他人にケガを負わせた場合の高額賠償に主に備えるなら、この保険は優秀といえる。その一方で、保険料を徹底的に削減したい人、自分のケガでも十分に補償を受けたい人は、他社の保険を検討した方が賢明だ。