Tokyo Midtown CARD/ 各小売店での割引優待・ポイント獲得でお得なカードの比較

Tokyo Midtown CARD(東京ミッドタウンカード)
オススメ度:
3
名称:
Tokyo Midtown CARD(東京ミッドタウンカード)
優待店:
東京ミッドタウン内の各店
年会費:
無料
ポイント率:
0.5%
特典:
東京ミッドタウンでの買い物は別ポイント付与等
入会ボーナス:
-

Tokyo Midtown CARDはミッドタウンに数年に1度でも行くなら!

Tokyo Midtown CARD(東京ミッドタウンカード)は、東京ミッドタウンで各種特典があるカードだ。東京ミッドタウンは三井不動産が運営しており、同社が発行する他のカードに三井ショッピングパークカード・三井アウトレットパークカードなどがあるが、これらでは東京ミッドタウンでポイント上乗せ等の特典が付帯していない(ショッピングカードとアウトレットカード間だと共通で上乗せがある)。また、発行ブランドはVISA/JCB/アメックスから選択できるが、アメックスを選択すると年会費3,150円が発生するため注意が必要だ。

Tokyo Midtown CARD(東京ミッドタウンカード)のポイントプログラム及び各種特典

まずポイントプログラムについてだが、基本はセゾンの永久不滅ポイントが1,000円で1ポイント(5円相当)貯まる。それが東京ミッドタウンでの買い物は、永久不滅ポイントとは別にTokyo Midtownポイントが100円で1ポイント(1円相当)が貯まり、合算するとポイント還元率は1.5%となる。ただし、永久不滅ポイントは1,000円ごとに発生するため、端数が切られることで、正確には1.5%とならない場合も多い。ポイントの有効期限は、永久不滅は有効期限は無いが、Midtownポイントは約2年と区切られているため失効しないよう注意が必要だ。

ポイント以外の特典では、ミッドタウン内での各ショップで買い物額の5~20%割引、ミッドタウン内の駐車場が1時間分が無料、一番のメリットといえるが、駐車場が1~2時間分の料金が無料、ミッドタウン周辺のサントリー美術館などでも割引優待などが存在している。ただ、ポイント・割引きに勝る特筆すべき特典は存在していない。アメックスにすることで旅行保険が付帯してくるが、それも3,150円で旅行保険に加入していると考えると、お得というわけではない。

次に、下図で各小売店で得するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主に冠名の店舗)での特別還元率・入会ボーナス・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、10万円を優待店に費やした場合、それらの両方を満たした際にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。

名称 漢方
カード
FANCL
カード
MUJI
カード
ロフト
カード
FrancFranc
セゾン
クラブ
ドンペン
LaLa
Port
三井
Outlet
三井
Shopping
ミッド
タウン
デザイン 漢方スタイルクラブカード FANCL PREMIUM CARD MUJIカード ロフトカード Francfrancカードセゾン クラブドンペンカード ららぽーとTOKYO-BAYカード 三井アウトレットパークカード 三井ショッピングパークカード Tokyo Midtown CARDセゾン
年会費 1,575円 1,312円※ 0円 0円 0円 1,050円※ 0円 0円 0円 0円
ポイント
還元率
1.50% 0.5% 0.5% 0.5% 1.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5%
特別
還元率
3.0% 3.0% 1.5% 10.0%※ - 1.0% 1.0% 1.5%
3~5%
2.5%
3~5%
1.5%
5~20%
入会
ボーナス
1,000円 P500 P1,000 5%割 - - - - \1,000 -
電子マ Quick - - - - - - - - -
1年50万 \5,925 \2,500 \2,500 \2,500 \7,500 \2,500 \2,500 \2,500 \2,500 \2,500
優待店
1年10万
\1,425 \1,688 \1,688 \10,000 \1,500 \1,000 \1,000 \1,500
(\5,000)
\2,500
(\5,000)
\1,500
(\5,000)
1年50万
+10万
\8,925 \5,500 \4,188 \12,500 \9,000 \3,500 \3,500 \4,000
(\7,500)
\5,000
(\7,500)
\4,000
(\7,500)
小売店で得するカードの比較表(漢方スタイルクラブカード・FANCLカード・MUJIカード・ロフトカード・FrancFrancカード・クラブドンペン・LaLa Portカード・三井Outlet・三井shopping・ミッドタウンカード)

上図で1番右の"東京ミッドタウンカード"を他社と比較すると、ポイント還元率は0.5%で他社と同率で、特別還元率(このカードの場合はミッドタウンでの買い物)は1.5%と特筆すべき数字ではない。他の三井不動産系カードと同様に、ミッドタウン内のショップでの割引きの方がポイントよりも有益だ。

ちなみに20%割引を受けられるのは、当然ながら全ての店舗ではない。しかし、飲食店ではワンドリンクサービスといった店舗もあるが10~20%割引を設定している店も多い。そのため、ミッドタウン内の飲食店を相応に利用するなら割引額も大きくなるはずだ。年間利用額の各シミュレーションでも、ポイント率よりも明らかに割引きを利用した括弧内の数字の方が優秀だ。

結論としては、ミッドタウン内での割引きが活用できるなら保有して損は無くオススメだ。年会費無料のためカードを入会しても放置でき、数年に1回の利用でも問題ない。ただし、ポイント還元率は低いためミッドタウン以外での買い物・公共料金等は集約しない方がいい。ポイント高還元率のカードをメインにして、サブカードに据えるのは賢明な使い方だろう。