三井アウトレットパークカード/ 各小売店での割引優待・ポイント獲得でお得なカードの比較

三井アウトレットパークカード
オススメ度:
2
名称:
三井アウトレットパークカード
優待店:
三井アウトレットパーク各店
年会費:
無料
ポイント率:
0.5%
特典:
三井アウトレットパークでの買い物は別ポイント付与等
入会ボーナス:
-

三井アウトレットパークカードはアウトレットで更に割引されるが?

三井アウトレットパークカードは、三井不動産の三井アウトレットパークで各種特典があるカードだ。三井不動産はアウトレットパーク以外に、ららポートや三井ショッピングパークがあり、それらの施設に応じてカードを発行している。ただ、このカードで三井ショッピングパークで買い物をしてもポイントは上乗せして貯まる。発行ブランドはVISA/JCB/マスターカード/アメックスから選択できるが、アメックスを選択すると年会費3,150円が発生するため注意が必要だ。

三井アウトレットパークカードのポイントプログラム及び各種特典

まずポイントプログラムについてだが、基本はセゾンの永久不滅ポイントが1,000円で1ポイント(5円相当)が貯まり、ポイント還元率では0.5%となる。それが「三井アウトレットパーク」や「三井ショッピングパーク」での買い物は、永久不滅ポイントとは別に三井アウトレットパークポイントが100円で1ポイント(1円相当)が貯まる。そのため、三井系での買い物はポイント還元率では1.5%ということになる。永久不滅にポイント有効期限はないが、三井ポイントの有効期限は2年と短く、500円分の商品券に交換できない端数のみのが次年度に繰り越されるため、長期で貯めるのは不可能だ。

ポイント以外の特典では、アウトレットパーク内での各ショップで設けられている買い物額の5~30%割引が大きい。アウトレット価格に加えて、さらに割引が加わるのは非常にお得といえる。それ以外には、誕生月に200ポイント付与、三井不動産系列のホテルや飲食店(コレド日本橋・東京ミッドタウン等)でもワンドリンクサービスなどの特典がある。三井不動産系か否かは、普通の人には判断しにくいが、思わぬところでサービスが受けられそうだ。

次に、下図で各小売店で得するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主に冠名の店舗)での特別還元率・入会ボーナス・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、10万円を優待店に費やした場合、それらの両方を満たした際にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。

名称 漢方
カード
FANCL
カード
MUJI
カード
ロフト
カード
FrancFranc
セゾン
クラブ
ドンペン
LaLa
Port
三井
Outlet
三井
Shopping
ミッド
タウン
デザイン 漢方スタイルクラブカード FANCL PREMIUM CARD MUJIカード ロフトカード Francfrancカードセゾン クラブドンペンカード ららぽーとTOKYO-BAYカード 三井アウトレットパークカード 三井ショッピングパークカード Tokyo Midtown CARDセゾン
年会費 1,575円 1,312円※ 0円 0円 0円 1,050円※ 0円 0円 0円 0円
ポイント
還元率
1.50% 0.5% 0.5% 0.5% 1.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5%
特別
還元率
3.0% 3.0% 1.5% 10.0%※ - 1.0% 1.0% 1.5%
3~5%
2.5%
3~5%
1.5%
5~20%
入会
ボーナス
1,000円 P500 P1,000 5%割 - - - - \1,000 -
電子マ Quick - - - - - - - - -
1年50万 \5,925 \2,500 \2,500 \2,500 \7,500 \2,500 \2,500 \2,500 \2,500 \2,500
優待店
1年10万
\1,425 \1,688 \1,688 \10,000 \1,500 \1,000 \1,000 \1,500
(\5,000)
\2,500
(\5,000)
\1,500
(\5,000)
1年50万
+10万
\8,925 \5,500 \4,188 \12,500 \9,000 \3,500 \3,500 \4,000
(\7,500)
\5,000
(\7,500)
\4,000
(\7,500)
小売店で得するカードの比較表(漢方スタイルクラブカード・FANCLカード・MUJIカード・ロフトカード・FrancFrancカード・クラブドンペン・LaLa Portカード・三井Outlet・三井shopping・ミッドタウンカード)

上図で右から3番目の"三井アウトレットパークカード"を他社と比較すると、年会費は無料で他カードと同条件で、ポイント還元率でも他社と同様で特にメリットはない。特別還元率(このカードの場合は三井アウトレットパークでの買い物)は1.5%で秀でた数字ではない。

ただし、前述したアウトレット内の各ショップでは3~5%割引がある。各ショップでの割引率こそ差異はあるが、それを考えると上々のお得さといえる。この場合には、当然ながら漢方スタイルカードのような高ポイント率カードよりもお得だ。年間利用額の各シミュレーションでも、5%割引を利用した場合にお得になる額は悪くはない結果となっている。

結論としては、三井アウトレットパークで3~5%割引が活用できるならオススメのカードだ。年会費も無料のため、仮に数年に1回しかアウトレットを利用しない人でも、割引のためだけのサブカードとして保有するのは十分にアリだ。ただ、注意したいのは、三井ショッピングパークでもポイント上乗せはあるが、上乗せ率は本家の三井ショッピングパークカードよりも低い。アウトレットよりもショッピングパークを頻繁かつ多額の買い物をするなら、ショッピングパークカードを選らんだ方がお得だ。

その一方で、基本のポイント還元率などは低いため、公共料金を集約したりスーパー等での日用品の買い物額を集約するようなことは止めた方がいい。上図の漢方スタイルカード・JACCSリーダーズカードなどの高ポイント率カードを軸に、この三井アウトレットカードをサブに据えておくというのが、最もお得な使い方といえよう。