JCB CARD EXTAGE/ ネットショッピング・ネット通販の割引・ポイント獲得の比較

JCB CARD EXTAGE
オススメ度:
2
名称:
JCB CARD EXTAGE
年会費:
無料
優待店:
JCBオリジナルステージ・OkiDokiランドの提携企業
ポイント付与:
1,000円 → 1.5ポイント(JCB加盟店/20万円利用時)
ポイント換算:
100円 → 0.75円割引(還元率は0.75%)
ボーナス:
-

JCB CARD EXTAGEはEXTAGEに込められた意味を実現しているか?

JCB CARD EXTAGEは、29歳以下限定で入会でき、5年間の期間限定で保有できるカードだ。5年後からはJCB一般カードに強制的に切り替わる。カード名のEXTAGE(エクステージ)は新しいステージ・特別な年代という意味を込めたJCBの造語のようだ。

新しいステージ(EXTRA STAGE?)は学生が新社会人へ、新社会人が中堅社員へと次のステージに進むという意味と、5年後にJCB一般カードに切り替わり新しいステージに進むことを示唆している可能性が高い。さらに特別な年代(EXTRA AGE?)は、18~29歳までの一般的に入学卒業・就職・結婚という人生の節目が多い特別な年代に入会を限定し、特別な特典を付けるという意味と推測される。冒頭が長くなったが、以下、ネットショッピングで割引き・キャッシュバックできるカードを数字・サービスで比較した。ちなみに学生がこのカードを検討中なら、学生カードとして比較を参照して欲しい。

さて、JCBカード EXTAGEの特徴的なサービスは下記3点が挙げられる。

  • ・1ヶ月の利用が20万円を超えればポイントが1.5倍上乗せ(還元率は0.75%相当)
  • ・JCBオリジナルステージ /OkiDokiランドでポイント上乗せ
  • ・海外での利用はポイントが通常の2倍(還元率は1.0%相当)

逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。

  • ・初回更新(5年後)までしかカードの特典を受けられず、5年後は強制的にJCB一般に切り替え
  • ・保有期間が5年未満で解約すると2,100円の解約金が発生
  • ・他社比較シミュレーションでは、平均かそれ以下の数字で魅力に乏しい(後述)
JCB CARD EXTAGEのポイント・優待サービス

まずポイントについてだが、1,000円利用で1ポイントを獲得でき、その1ポイントは現金に近いnanacoやYahooポイントで5ポイントになる。つまりは1000円で5円相当、100円で0.5円相当ということになり還元率は0.5%となる。このJCB EXTAGEはOkiDokiポイントが1.5倍になるため100円で0.75円で還元率は0.75%となる。それ以外にOkiDokiランドの利用は通常では2倍のamazon、Yahooショッピングなどでも3倍になる特典があるため、還元率は1.5%になる。この数字が本当に得か否かは後述の表を参照して欲しい。

また、海外利用の還元率は1.0%になりお得なのだが、国内が0.75%のため大きなお得度の向上は無い点に注意したい。さらに、5年でポイント還元率が落ちるJCB一般カードに切り替えとなる点、それを回避しようと5年内に解約すれば解約金が2,100円が発生する点にも注意だ。解約するなら、JCB一般に切り替えて1年目(年会費1,312円)を支払った方が、損は少なくて済む。

次に、他社カードと年会費、通常時のポイント還元率、amazon・楽天・Yahooショッピングでの還元率、入会ボーナス、電子マネーへの対応等を比較した。 さらに通常店で年間50万円を利用した場合の割引額、50万円に前述3店で最も有利な店で10万円を利用した場合、通常店と3サイトで10万円ずつ計40万円を利用した場合の割引額を比較した。

名称 楽天
カード
REX
カード
SumiTrust
リワード
Yahoo
カード
JCB
EXTAGE
JCB
EIT
ライフ
カード
JACCS
Reader's
アマゾン
マスター
リクルート
カード
デザイン 楽天カード レックスカード(REX CARD) SuMi TRUST CLUB リワードカード Yahoo!Japanカード JCB CARD EXTAGE JCB EIT ライフカード JACCS リーダーズカード アマゾンマスターカード リクルートカード
年会費 \0 \2,625 \3,000 \0 \0 \0 \0 \2,625 \1,350※ \0
入会
ボーナス
5,000 5,000 - 5,000 2,000 3,000 5,000 - 2,000 6,000
ポイント
還元率
1.0% 1.5% 0.5% 1.0% 0.75% 1.0% 0.6% 1.1% 1.0% 1.2%
amazon
還元率
1.0%
※2.0%
1.5% 0.5% 1.0% 1.5% 2.0% 1.2% 1.8% 1.5%
(2.0%)
1.2%
楽天
還元率
3.0% 1.5% 1.0% 1.0% 1.5% 2.0% 0.6% 1.6% 1.0% 1.2%
Yahoo!
還元率
1.0%
※2.0%
1.5% 1.0% 3.0% 1.5% 2.0% 1.8% 1.6% 1.0% 1.2%
電子マネー Edy - - - - - Edy - - -
1年50万
年会費差引
\5,000 \7,500 \750 \5,000 \3,750 \5,000 \6,300 \5,500 \5,000 \6,000
1年50万
+10万
\8,000 \9,000 \1,750 \8,000 \5,250 \7,000 \8,100 \7,300 \6,500
(\2,680)
\10,200
全加盟店
40万
\6,000 \3,375 \0 \6,000 \5,250 \7,000 \4,200 \3,475 \4,500
(\1,780)
\7,800
ネットショッピング・ネット通販で割引されたりポイント獲得で有利なカードの比較表(楽天カード・rexカード・Yahoo カード・SumiTrustリワード・JCB EXTAGE・JCB EIT・ライフカード・JACCS Readers・アマゾンマスターカード・リクルートカード)

上図の通り「JCB CARD EXTAGE」は他社カードと比較すると、中途半端に劣る数字に見える。特に通常時のポイント還元率の低さが目に付く。amazon,Yahoo,楽天共に同一の数字を出しているが、この数字は何れかのショップに特化したカードで他サイトを利用した場合には勝るが、特化したサイトでは劣り、平均的に高い数字を出しているJACCSやJCB EITに劣る数字だ。相対的に考えて他社よりも数字の魅力が乏しい。電子マネーで差を埋める手も使えず、他社を逆転するのは非常に厳しい。

結論としては、ネットショッピングで得をするのが目的ならオススメできない。何せ数字が中途半端で、ポイントを追求するなら他社カードの方が効率的だ。このカードは、それよりもOkiDokiポイントが1.5倍のペースで貯まることに着眼して景品交換に狙いを付けた方がいい。欲しい景品が無ければそれまでだが、オリジナルのディズニーグッズなど、一部のファンには嬉しい景品も備わっている。その点であれば、このカードは優秀とも考えられるだろう。