ETC/JCB 一般カード/ ETCカードで割引/節約・ポイント獲得の比較

ETC/JCBグランデカード
オススメ度:
2
名称:
ETC/JCB 一般カード
年会費:
1,312円
ETC年会費:
無料
ポイント率:
2.5%※
ETC/給油特典:
年間利用額で割引率が変動
入会ボーナス:
1,000円分のJCBギフトカード

ETC/JCB 一般カードは厄介なキャッシュバックの仕組みだが?

ETC/JCB 一般カードは、JCBが発行するドライバー向けのカードだ。ポイントプログラム(詳細は後述)ではJCBドライバーズプラスと同様のプログラムか、普通にJCBのOkiDokiポイントを貯めるポイントプログラムを選択できる。JCBドライバーズプラスとは、ETCカードと一体化されている点で異なる。以下、カードに付帯するサービス概要を記載し他社カードと比較する。

ETC/JCB一般カードの各種サービスとポイントプログラム

まずポイントだが、OkiDokiポイントを選択した場合は1,000円の利用で1ポイント(5円相当)が貯まる。貯めたポイントは各種賞品(家電・地域の特産物)に交換したり、他社ポイントへの交換やキャッシュバック等に利用できる。

ドライバーズプラスのプログラムを選択した場合には、1ヶ月間のカード利用額に応じて翌月のキャッシュバック率が決定され、その月にガソリンスタンドと高速道路で利用した額が3ヶ月後にキャッシュバックされる。少し厄介な仕組みとなのだが、基本的にはガソリン給油・高速道路の利用といった自動車に関連する費用に対してキャッシュバックがされる。どこが厄介かというと、自動車関連に費やした費用が小さければ、どれだけ1ヶ月にカードを利用しようとも、キャッシュバックされる額が必然的に小さくなってしまう点だ。相応に自動車を利用しないとメリットが出ないことになる。

次に、下図で他のETCカード発行でお得といわれているクレジットカードを、年会費・ETCカードの年会費と発行費・ポイント還元率などを比較した。さらに、年間50万円を利用した場合、50万円に加えて月1万円をSA/PAで利用した場合と、ガソリンを給油した場合のシミュレーション結果を比較した。いずれも年会費やETCカードの発行費と年会費を差し引いて計算した。

得するETCカードの比較表(ライフカード・JCBエイト・楽天カード・イオンE-NEXCO・イオン中日本・出光まいど・NEXCOプレミアム・リーダーズカード・ETC JCBカード・イオン首都高カード)

上図で"ETC/JCB 一般カード"を比較したが、他社のように一律でポイントが獲得できるポイントプログラムを設けていないため、一概には比較できない。ETC/サービスエリアで毎月1万円を利用している場合は比較できるが、それでも高ポイント還元率のカードにはお得度では及ばない。さらにキャッシュバック額を増やすには毎月利用する自動車関連の費用を増やすしかない。数字面では微妙と言わざるを得ない。もちろん、ポイントをOkiDokiポイントにした場合でも、ポイント還元率は0.5%と平均的なクレジットカードと同様でしかないため、お得さでは他社カードに1枚落ちる。

結論としては、ポイント重視だとしても自動車関連に要する費用が毎月一定額で、それが多額になる人以外には薦められそうにない。また、ETCカードが一体化しているのは利便性では悪くないが、車上荒らしなどを考えれば一体化していない方が安全ともいえる。やはり微妙な1枚ということか。。。