イオン NEXCO中日本カード/ ETCカードで割引/節約・ポイント獲得の比較

イオン NEXCO中日本カード
オススメ度:
2
名称:
イオン NEXCO中日本カード
年会費:
無料
ETC年会費:
無料
ポイント率:
0.6%
ETC/給油特典:
SA・PAでの買い物はポイント2倍
入会ボーナス:
入会時500WAONポイント

イオン NEXCO中日本カードはSA/PAの特典だけでは他社に劣る!

イオン NEXCO中日本カードは、イオンと西日本高速道路(NEXCO西日本)の提携カードで、NEXCO東日本が発行する同型のイオンE-NEXCOカードから8ヶ月遅れて、2012年10月から新規会員の募集を開始した比較的新しいカードだ。通常の買い物以外にも、イオン・マックスバリュ・メガマートなどでの買い物が割引、NEXCO西日本のサービスエリア・パーキングエリアでの買い物がポイント2倍等のメリットがある。ちなみに、発行ブランドはVISA/JCB/マスターカードから選択することができる。

イオン NEXCO中日本カードのデザイン及び各種サービス・特典など

まずポイントプログラムだが、基本は200円の利用で1ポイント(1円相当)を獲得でき、還元率では0.5%となる。毎月の5日・15日・25日のイオンでの買い物、NEXCO中日本のサービスエリアでもポイントが2倍になる。特筆すべきは、毎月20日と30日で、イオンでの買い物が5%割引きされ、さらにETCを利用してもポイントが2倍になる。さすがに毎月20日と30日を狙ってETCを利用するのは難しいだろうが、日常的にETCを利用しているような人なら、意識せずともポイントを効率的に貯められるメリットがある。

そして、貯めた「ときめきポイント」は、イオンが揃えた電化製品などの各種商品、電子マネーなどに交換できる他、特別にETCの通行料金の割引に充当できるため、ドライブ好きには有難い特典といえそうだ。

次に、下図で他のETCカード発行でお得といわれているクレジットカードを、年会費・ETCカードの年会費と発行費・ポイント還元率などを比較した。さらに、年間50万円を利用した場合、50万円に加えて月1万円をSA/PAで利用した場合と、ガソリンを給油した場合のシミュレーション結果を比較した。いずれも年会費やETCカードの発行費と年会費を差し引いて計算した。

得するETCカードの比較表(ライフカード・JCBエイト・楽天カード・イオンE-NEXCO・イオン中日本・出光まいど・NEXCOプレミアム・リーダーズカード・オリコiD・JCBドライバー)

上図で"イオン NEXCO中日本カード"を比較したが、そもそものポイント還元率が0.5%と低い。他社カードでは1.0~1.5%が散見される中では、見劣りするのは否めない。また、他社が50万円以上の利用でボーナスが存在しているのだが、このカードには存在していない。利用額を増やしてポイント率を上昇させる手は使えない。一応、ETC/SAの利用でポイントが倍増されるが、それを加味しても、エリアは違えど同じイオンが発行するE-NEXCOカードよりもベースのポイント還元率が低く、他社に数字は劣り数字のメリットは薄い。数字面では相当に厳しい結果となった。

結論としては、新しいカードなのだが、数字面で厳しくオススメできそうにない。ただし、イオンでの買い物が毎月20日と30日が5%割引になるため、両日に年間10万円分の買い物をすれば、5%割引で5,000円分を得することになり、リーダーズカード等よりもお得になる。年間10万円なら、日常品や食料品の購入をイオンをメインに利用していけば、そう無理な数字ではないはずだ。その一点で、このカードの利用価値はありそうだ。それ以外では、単純にポイント還元率などの数字が優秀なリーダーズカード・JCB EIT・楽天カードの順にオススメしたい。