e-kenet VISA PiTaPaカード/ 電車代・電子マネーのチャージ節約・ポイント獲得の比較

e-kenet VISA PiTaPaカード
オススメ度:
3
名称:
e-kenet VISA PiTaPaカード
年会費:
無料 ※年1回も利用しなければ2,100円が発生
別途年会費:
無し
ポイント付与:
1,000円 → 1ポイント
変換率:
100円 → 0.1円キャッシュバック
ボーナス:
なし

e-kenet VISA PiTaPaカードは京阪での買い物次第ではトップも狙える!

e-kenet VISA PiTaPaカードは京阪電気鉄道(京阪)と、その子会社の京阪カードというクレジットカード会社が発行しており、ブランドはVISAのみとなっている。京阪グループ以外でもポイントが貯まるが、京阪線・大津線沿線の店舗と協力して、頻繁にポイントアップキャンペーンなどを実施している。

ポイントは2種類あり、京阪モールやアンスリーなどで貯まる「おけいはんポイント」と、カードの決済額が1,000円毎に1ポイントを得られる「花まるクレジットポイント」がある。花まる1ポイントをおけいはんの5ポイントに交換できる。また、PiTaPaとは一体化しておらず、京阪マイレージPiTaPaを持つことになる。以下、ICOCAやPiTaPa一体化のカード及びオートチャージが可能なカードで数字・サービスで比較した。

さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。

  • ・年間50,000円の利用で年会費が無料
  • ・京阪グループや沿線の加盟店での買い物でポイント優待
  • ・京阪の電車に乗車するとポイントが1%分を獲得

逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。

  • ・花まるポイントの有効期限は2年、おけいはんポイントは1年~3ヶ月
  • ・おけいはんポイントはPiTaPaへの還元は不可能
  • ・他社比較のシミュレーションでは、商品券への還元やキャッシュバックは中の上(後述)
e-kenet visa pitapaカードの各種サービス

まず、年1回の利用があれば年会費が無料、さらにPiTaPaの維持手数料も無料になる。また、他社と同様に京阪グループでの買い物でポイントが1%~2%程度に上昇する他、ポイントとは別に割引きになる場合もある。この点は、他社の提携カードと同様のサービスだ。

前述のようにポイントは2種類あるが、どちらにしてもおけいはんのクーポン券と交換するか、電化製品やカタログギフトと交換することになる。PiTaPaなどにチャージはできないため注意したい。また、阪急阪神電車・近鉄などと同様に一定以上の乗車で割引きとポイントが貯まる。

一方で、「花まるポイント」の有効期限は2年と長くはない。さらに注意しておきたいのが、「おけいはんポイント」のポイント引き換え期間が3ヶ月のみになっている点だ。例えば、2012年度は1月1日から12月31日までの1年間が積み立て期間で、貯めたポイントは2013年の1月~3月の間に引き換えないと、ポイントが失効してしまう。他社よりも各段に交換期間が厳しいため要注意だ。

次に、他社カードと年会費・移行費・ICOCA/PiTaPaへの還元額(もしくは商品券など)の効率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額、年間100万分の利用をした場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
キャッシュバック=(\500,000 × ポイント換算率)+ ボーナス
上記に年会費を加味=(\500,000 × ポイント換算率)+ ボーナス - 年会費

名称 J-WEST
EXPRESS
J-WEST
Basic
Osaka
J-WEST
EXPRESS
Osaka
J-WEST
Basic
ビック
J-WEST
EXPRESS
ビック
J-WEST
Basic
KIPS
カード
105
BESTIO
KIPS
KIPS
PiTaPa
MUFJ
e-kenet
PiTaPa
画像 J-WESTカード エクスプレス J-WESTカード ベーシック OSAKA STATION CITY J-WESTカード エクスプレス OSAKA STATION CITY J-WESTカード ベーシック ビックカメラ J-WESTカード エクスプレス ビックカメラ J-WESTカード ベーシック KIPSカード(UFJ/JCB/UC/DC/SMBC) 105BESTIO KIPS スーパーICカード KIPS+PITAPA e-kenet visa pitapaカード
年会費 \1,050 \0 \1,050 \0 \1,050 \0 \0 \0 \0 \0
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.47% 0.25% 0.5% 0.5%
入会
ボーナス
\1,000 \500 \1,000 \500 - - - - - -
50万
ボーナス
- - - - - - - - 10% 50
100万
ボーナス
- - - - - - - - 20% 500
1000円
チャージ
\5 \5 \5 \5 \5 \5 - - - -
1年50万
利用
\2,500 \2,500 \2,500 \2,500 \2,500 \2,500 \2,350 \1,250 \2,750 \2,800
1年50万
年会費
考慮
\1,450 \2,500 \1,450 \2,500 \1,450 \2,500 \2,350 \1,250 \2,750 \2,500
1年百万年会費
考慮
\3,950 \5,000 \3,950 \5,000 \3,950 \5,000 \4,700 \2,500 \6,000 \5,500
関西で電車代・電子マネーのチャージで節約・ポイント獲得できるカードの比較表(J-WEST・Osaka J-WEST・ビックJ-WEST・KIPS・105BESTIO・KIPS PiTaPa・e-kenet)

上図の通り「e-kenet VISA PiTaPaカード」は他社カードと比較すると、50万ボーナスや100万円ボーナスがあるため、ナンバー2のキャッシュバック額になる計算だ。KIPSは近鉄で、このカードは京阪で買い物することで優待ポイントが得られる。そのため、近鉄よりも京阪での買い物額が大きければ、商品券などに交換・還元できる金額はトップにできる。J-WESTもKIPSもJRや近鉄に乗車する度にポイントや割引きが受けられるため、その点で差は埋まらない。

結論としては、京阪系列での買い物が多少なりともあるようであればオススメだ。近鉄グループでの買い物が大きいようであれば、KIPS MUFJの方がベターだ。もちろん、その他の提携カードとの差も大きくはないため、京阪よりも他の店舗の方が買い物額が大きいようであれば、そちらを選んだ方がお得になる。

ただし、もしも利用額が同程度だった場合は、ビックは通常会員カードからJ-WESTに変更しても1%しかポイントアップしないため通常会員カードにし、ペルソナも年会費無料のエメラルドにすると効率が良い。その上で、ATM手数料が無料のKIPS MUFGか大阪ステーションシティで優待になるJ-WESTか、京阪で優待になるe-kenetにすると、枚数は増加するがポイントは効率的に貯められる。