ヤマダLABIカード(UC)/ 家電量販店の割引優待・ポイント獲得の比較

ヤマダLABIカード(UC)
オススメ度:
3
名称:
ヤマダLABIカード(UC)
年会費:
無料
優待店:
ヤマダ電機・LABI各店
通常ポイント:
100円 → 0.5円割引(0.5%)
優待ポイント:
100円 → 10円割引(10%)
ボーナス:
-

ヤマダLABIカード(UC)は悪くはないが、ヤマダ電機ユーザーは別カードを!

ヤマダLABIカード(UC)はヤマダ電機とUCカードが発行しており、ブランドはマスターカードのみだ。ヤマダ電機・LABI各店での買い物は10%のヤマダポイント(実質10%割引)が付き、その他の利用は永久不滅ポイントが1,000円で1ポイント(5円分)が貯まる。以下、と数字・サービスで比較した。以下、このカードのメリット・デメリットを明らかにし、他の家電量販店で割引・キャッシュバックできるカードと数字・サービスで比較した。

さて、このカードのメリット/注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。

  • ・ヤマダ電機での買い物は、現金と同率の10%分のポイントが付く
  • ・1,000ポイント以上の永久不滅ポイントをヤマダポイントに交換すれば1.2倍ボーナス
  • ・コスモ石油/アート引越しセンターでの利用にはボーナス

逆に利用するにあたってデメリット/注意点は下記3点がある。

  • ・前年度に1回も利用が無ければ年会費525円が発生する
  • ・ヤマダポイントの有効期限は最終利用から1年と短い
  • ・他社比較シミュレーションでは、なかなか優秀な割引額だがトップではない(後述)
ヤマダLABIカードのポイントシステム及び優待

まず入会特典についてだが、このカードは現在は入会特典等は存在していない。ただ、家電量販店系の他カードも存在していないため、その点での差は無い。

ポイントは、ヤマダ電機での買い物は基本的に商品代金の10%分(実質10%割引)がつく。ただし、10%以下の商品もあり、商品を値切った場合も減ポイントされることが多いため注意だ。ヤマダ以外での買い物は、永久不滅ポイントが1,000円で1ポイント(5円分)が貯まるが、コスモ石油やアートでの利用には、別途でヤマダポイントが獲得、永久不滅ポイントが7倍(実質は3%分の割引)などのボーナスがある。

貯めたポイントは1ポイントを1円で使用できる。永久不滅ポイントもヤマダ電機のポイントに交換が可能だが、一度に1,000ポイント以上の交換で1.2倍となる点は見過ごさずにおきたい。永久不滅ポイントの有効期限はないが、ヤマダポイントに交換すると有効期限が最終利用から1年と短くなるため使用直前に交換した方が安全だ。

次に、他社カードと年会費・ポイントの割引換算に加え、年間50万円/100万円を使用した場合の割引額、左記から年会費を差し引いた割引額を比較した。各家電量販店での買い物はポイント優待かボーナスが存在するため、その点も加味した。年会費も考慮したポイントによるキャッシュバック額は下記の式で計算した。
ポイントによるキャッシュバック額= (50万×ポイント還元率)- 年会費
上記に家電量販店の買い物を考慮= 上記 +(10万円×ボーナス還元率)

名称 ヤマダ
ANA
セゾン
ヤマダ
UC
ヤマダ
UC
ゴールド
ビック
Suica
ビック
international
ビック
JMB
WAON
ゴールド
ポイント
プラス
ゴールド
ポイント
Premium
エディオン ケーズ
あんしん
パス
デザイン ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード・セゾンアメリカンエキスプレスカード ヤマダLABIカード ヤマダLABIゴールドカード ビックカメラSuicaカード ビックカード インターナショナル ビックカメラ JMB WAONカード ゴールドポイントカード・プラス(ヨドバシカメラ) ゴールドポイントカード・プラス プレミアム(ヨドバシカメラ) エディオンカード ケーズデンキ あんしんパスポート
年会費 無料 無料 \10,000 無料 無料 無料 無料 \3,900 \980 無料
P通常店
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 1% 1% - 1% 1% 1% -
家電店
ポイント
還元率
10.5% 10% 11.5% 10% 9% 10% 11% 11% 5% 5%
電子マネー Edy - - Suica - WAON Edy Edy Suica -
50万
通常店のみ
\2,500 \2,500 -\8,000 \5,000 \5,000 - \5,000 \1,100 \4,020 -
10万
家電店のみ
\10,500 \10,000 \1,000 \10,000 \9,000 \10,000 \11,000 \7,100 \4,020 \5,000
1年50万
+家電店
10万
\13,000 \12,500 \3,500 \15,000 \14,000 \10,000 \16,000 \12,100 \9,020 \5,000
1年100万
+家電店
20万
\26,000 \25,000 \17,500 \30,000 \28,000 \20,000 \32,000 \28,100 \19,020 \10,000
家電量販店でポイントが貯まりやすいカードの比較表(ヤマダLABI ANAマイレージカード・ヤマダUC・ヤマダUCゴールド・ビックSuica・ビックinternational・ビックJMB WAON・ゴールドポイントプレミアム・エディオン・ケーズあんしんパス)

上図の通り「ヤマダLABIカード(UC)」を他カードと比較すると、特別に数字が傑出していないが、全体の中では優秀な部類には入る。ヤマダの他カードと比較すると、ヤマダLABI ANA セゾンには劣っている。「ヤマダLABI ANA セゾン」はヤマダの買い物で永久不滅も貯まるため、その差が出た格好だ。また、Edy対応の差があるため、電子マネーユーザーであれば、さらに差は広がることになる。

それ以外の家電量販店と比較すると、ヨドバシカメラで利用できるゴールドポイントプラスに劣る。ヨドバシ以外の買い物でも、ヨドバシでの買い物でも劣る数字だ。ヨドバシのみの買い物の場合、その差は10万円の買い物で1,000円、20万円の買い物で2,000円の差となる。無視できなくはない金額だが。。。

結論としてはヤマダ電機ユーザーであれば悪くはないカードではある。ただ、僅差で「ヤマダLABI ANAセゾン」の方がお得なのも間違いない。ANAマイルへの交換を希望しない人も、永久不滅ポイントのポイント分だけヤマダ電機でのお得さは上だ。Edy利用でもヤマダポイントを貯められるのも大きい。

一方で、どの家電量販店をメインに利用するか悩んでいる人は、ヨドバシカメラの「ゴールドポイントカードプラス」も検討して欲しい。差は僅かだが、ポイント率ではヨドバシの方が上だからだ。同様にEdyにも対応している点も心強い。ヨドバシ以外での買い物のポイント率もヤマダより高く、他ジャンルのカードにも大きく劣っていないため公共料金などを集約するにも悪くない。