エポスゴールドカード/ 百貨店・ファッションビルの割引優待・ポイント獲得の比較

エポスゴールドカード
オススメ度:
2
名称:
エポスゴールドカード
年会費:
\5,000
優待店:
マルイ各店
ポイント付与:
100円 → 0.1ポイント
ポイント換算:
100円利用 → 0.5円割引
ボーナス:
入会時2,000円分の商品券

エポスゴールドカードは結局はノーマルカードの方が良い!

エポスゴールドカードは丸井が発行しているカードで、ブランドはVISAのみだ。通常の買い物でのポイントは1,000円で1ポイントだが、マルイは1,000円で2ポイントが獲得できる。他社の百貨店系カードとは異なり、1ポイントが5円の割引が受けられる。ノーマルとゴールドの違いは、年会費5,000円が発生する点、50万以上の利用で年会費が無料、50万/100万利用でボーナスポイントなどがある。また、「マルコとマルオの7日間」では買い物が10%オフになる。以下、百貨店とファッションビルで割引・キャッシュバックできるカードと数字・サービスで比較した。

さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。

  • ・マルイ/シダックス/hpダイレクトでポイント倍増
  • ・ゴールドならではの特典サービス
  • ・Edyチャージでポイント獲得

逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。

  • ・ANAマイレージへの交換レートは悪い
  • ・申し込みはエポスのHPからのみ
  • ・他社比較シミュレーションでは、ポイント獲得は少ないがセール次第(後述)
エポスゴールドカードの各種ポイントサービス

まずポイントについてだが、通常の飲食店等での支払いは1,000円で1ポイントが得られ、マルイであれば2ポイントになる。リボ払いにすれば3ポイントになるが、年率14%程度の利子が発生するため損だ。さらにシダックスの料金の支払いは1,000円で5ポイント、Edyチャージでもポイントが付くのは貴重だ。

また、ゴールドだけの特典として大きい点が、ポイントの有効期限が2年から永久に伸びる点だ。これで大量ポイントを貯めることも可能になる。また、年会費免除と利用額ボーナスもあり、50万利用で年会費免除で500ポイント(2500円分)獲得、100万利用で2,000ポイント(10,000円分)が得られる。また、他社のゴールドと同様に、空港ラウンジ利用や手荷物宅配サービスが付く。ちなみに海外旅行保険はノーマルカードでも自動付帯されている。

ちなみに貯めたポイントはANAマイレージに交換することも可能だが、交換レートは1ポイント=2.5マイル、すなわち100円=0.25マイルとなる。マルイでの買い物なら100円=0.5マイルだが、ANAマイル系カードでは100円=1マイルのためマイル獲得では不利だ。また、このカードは店舗での申し込みは不可能で、エポスのホームページからの申し込みのみ可能となっている。

次に、他社カードと年会費・ポイント還元率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。 さらに年間50万円/100万円を使用した場合の割引額、そこから年会費を差し引いた金額を比較した。ポイント優待店(東急なら東急百貨店、小田急であれば小田急百貨店など)での買い物は、一定の決済額毎にボーナスポイントが存在するため、その点も加味してキャッシュバック額を計算した。
・ポイントによるキャッシュバック額= (50万×ポイント還元率)- 年会費
・上記にポイント優待店を加味= 上記 +(10万円×ボーナス還元率)

名称 小田急
ポイント
カード
タカシマヤ
カード
MI
カード
TOP
CLUBQ
カード
DAIMARU
松坂屋
カード
ルミネ
カード
VIEW
PARCO
カード
エポス
カード
エポス
ゴールド
カード
109
メンバーズ
カード
画像 Opクレジットカード/小田急ポイントカード(ノーマル・ゴールド) タカシマヤ カード MIカード(三越 M CARD・MICARD・伊勢丹アイカード) TOP&CLUBQ JMBカード DAIMARUカード・マツザカヤカード ルミネ viewカード PARCOカード エポスカード エポスカード 109メンバーズカード
年会費 \0 \2,100 \2,100 \1,050 \1,050 \1,000 \0 \0 \5,000 \1,312
入会
ボーナス
500P 抽選 - 1,000P 1,000P - - \2,000 \2,000 -
P通常店
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.6% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5%
P優待店
ポイント
還元率
1.0%
※5.0%
※7.0%
8.0% 5.0% 3.0% 5.0% - - 1.0% 1.0% 1.0%
P優待店
20万
ボーナス
- - 7.0% 5.0% 5000P \1,000 - - - 10%
電子マネー PASMO - - PASMO - - - Edy Edy -
1年50万
年会費考慮
\2,500 \400 \400 \1,450 \1,450 \2,000 \2,500 \2,500 -\2,500 \1,438
1年50万
P優待店
10万
\3,500
※\7,500
\6,300 \5,400 \4,450 \6,450 \2,600
※\7,600
\3,000 \3,500
※\13,500
-\1,500
※\8,500
\2,438
※\7,438
※\12,438
1年100万
P優待店
20万
\7,000
※\19,000
\18,900 \16,900 \13,950 \14,950 \7,200
※\17,200
\6,000 \7,000
※\27,000
\2,000
※\22,000
\6,688
※\16,688
※\26,688
百貨店・ファッションビルで割引優待かポイントが獲得できるカードの比較表(小田急・タカシマヤ・TOP CLUBQ・DAIMARU松坂屋・ルミネ・パルコ・エポス・109)

上図の通り「エポスゴールドカード」は他社カードと比較すると、10万程度の利用では年会費分だけ赤字になってしまい他社に劣る数字だ。特に、百貨店とデパート系のカードには完敗だ。ただし、年4回ある10%割引のタイミングで10万・20万の買い物をすれば、他社を超えることができる。20万円の買い物であれば、他社の百貨店系カードよりも4~5千円は得になる。さらに、Edyのチャージが付加されるため、普段のコンビニなどでの支払いをEdyに集約させれば、さらに他社との差を広げることも可能だ。

結論としては、マルイで買い物する人で50万以上の利用があるなら検討してもいい。ただし、10%割引の際に利用しなければ、他社カードの方がお得になる可能性が高い。または、長期間をかけてポイントを貯めたいなら保有してもいいが、特に高ポイントで魅力的なサービスも無く、有効期限が短めのマイルのために貯める手もあるが、交換レートが悪いためオススメはできない。基本的にはノーマルカードで十分だ。

また、ノーマルを含めてマルイカードに、公共料金や飲食代の支払いを集約するのは止めた方が賢明だ。ファッションビル系であればルミネの方が若干有利であるし、百貨店系でもゴールドにすればポイント率を1%まで上昇させられる。そちらの方がオススメだ。または、このカードはマルイ・シダックスの支払い専用にし、メインカードはマイルや電子マネー系カードにするのも手だ。